渡邊昇治内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官

2025年5月27日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 52 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 226 発言)

お答え申し上げます。

まず、今SNS上で誹謗中傷をするような口論、まあAIなので口論と言うかどうかはちょっとあれなんですけど、そういうものが実際に行われていまして、AIを使ってSNS上で誹謗中傷し合うというようなことがあります。SNSのメンバーがAIに限定されていて、AI同士でバトルしてそれを人間が観察するという、そういうようなSNSもあるというふうに伺っています。

こういう事案に対してどのように対応していくかということなんですけど、大変難しい課題ではあるんですが、まずは、ネット上に流通している情報というのは、AIで作られたもの、あるいは不適切なものがたくさん流通しているということを、これを周知徹底すると、国民に対して広報していくということが重要なのではないかというふうに、これは非常に深刻な問題ですので、非常に重要ではないかというふうに思います。

そしてまた、この法案では、指針を整備して、その中で、開発者に対してできる限り不適切な出力をしないようにAIに工夫をしていただくというのがあるかなと思いますし、また、必要な調査を私どもがやって、事業者に対する指導ですとか国民に対する情報提供をしていきたいというふうに考えているところでございます。

そしてまた、責任の所在の御指摘もございましたけれども、これにつきましても、いろんなケースがあるので、多様なケースがあるので大変難しい検討ではあるんですけど、典型的なケースを選びながら、AIが問題を起こしたときの責任の問題についても関係省庁と協力をしながら議論をしていきたいというふうに思います。

なお、最後に、私、ある国際会議のときに、実はAIの暴走問題を議論していたときに、最後、電源を切れば問題ないんじゃないかという言い方をしたんですけど、それはもう渡邊さん甘いよと言われまして、えっ、どういうことですかと言ったら、政府も使っている、金融機関も使っているAIを何かちょっと暴走したからといっていきなり電源を切るということになったら何が起こるか想像してみてくださいと言われて、なるほどと思ったわけですね。ですから、簡単に切っていいかというと、ほかの人も使っているかもしれないので、簡単に切っていいかというとそういう問題でもないですし、そもそも、政府がAIを多用するようになってくると、停電に対応して無停電で動くようにされている可能性があるんですね。

ですから、これからAIを導入していく方が、もしそういうことが起こったときにどうするのかと、電源を切るのか、あるいは部分的に何か止めることをするのか、そういうことをちゃんと考えた上でAIを導入していくということをしていかなきゃいけないというふうに考えております。

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