田中淳子検査官候補者/上智大学非常勤講師

2025年2月4日・第217回国会 参議院 議院運営委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 46 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 115 発言)

国際的な視点をどういうふうに生かせるかという御質問で、大きく二つ述べさせていただきたいと思います。

まず、世界の中で日本を引いた目で見たとき、私見ですけれども、人口減少など様々な課題はあるものの、技術力や人材そして文化など、強みや魅力もたくさんあるというふうに思っております。私は、日本にはまだまだ潜在力があるし、今、世界で分断とか対立が深まっている中で、日本に果たせる役割というのがあるというふうに期待しております。

その潜在力を引き出すために、行政の力それから官民連携というのが重要な要因であると思うんですが、その政策の裏付けである予算が効果的に使われているか、有効に使われているかという点が非常に重要になっているかと思います。その議論や検討のベースとなるのが、この予算がどのように執行されているかというファクト、そしてその分析になるかと思います。まさにそれを提示するのが会計検査院というふうに私の中では捉えております。

仮に検査官に就任した場合は、そうした大きな視点も踏まえて、戦略的な検査というのを組み立てていくことに貢献したいと考えております。

もう一点は、国民目線に立ったとき、納税者に対する説明責任が十分果たされているかという課題があるかと思います。

例えば、アメリカでは、日常的に納税者としてというフレーズを聞きます。納税者が税金の使途について知る権利、そして改善を求める権利意識が非常に強く、それに対して政府も、アメリカ政府の場合はGAOという機関がございますけれども、非常に大きなリソースを投じて対応しております。

もちろん国によって事情は違いますが、政府の説明責任、アカウンタビリティーが増すほど、長い目でその国民との信頼関係が増すというふうに考えております。その意味で、海外の例も参考にしながら、国民に対する分かりやすい情報の仕方というのを探っていきたいというふうに考えております。

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