竹田恒泰作家

2025年6月10日・第217回国会 衆議院 法務委員会 第21号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 77 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 146 発言)

やはり九五%近くが男性の姓を名のるというのは、私はもっと変化があってもいいとは思っております。

私のすごく近い親戚で、男なんですけれども、完全に主夫をしている者がいます。炊事、洗濯、教育、全て男子が担っているんですが、とてもいい家庭だと思います。なので、女性が積極的に社会に出る以上、男性も積極的に家を任せろと言う人が同じぐらい出てくるとバランスがよくなるのかなと思います。

ただし、これは男女関係なしにちょっとイメージしてほしいんですけれども、この人と結婚したい、でも、旧姓を使い続けたい、仕事のキャリアもそのまま続けたい、子供と同じ姓がいい。男女全員がそれを一歩も譲らなかったら、誰も結婚できないんですね。

これは、自由があるわけですよ。本当に結婚したいと思ったら、本来自分の旧姓を守りたいけれども、この人と結婚できるんだったら姓を変えてもいいと思うのか、若しくは、自己実現のために、姓を変えるんだったらこの人との結婚をやめようと思うのか、これも自由です。

そして、同姓だとしても、どっちの姓を名のるのかは自由ですよ。本当に自分の思いがあるんだったら、相手にぶつければいい。それを理解してくれる人なのか、理解してくれない人なのか。少なくとも、今は同姓ですけれども、選択的同姓ですからね。なので、私はバランスが取れていると思っています。

そして、少子化の関係でいえば、先ほど申し上げたとおり、結婚というのは非常に厳しくて、一個でも基本事項が合意しないと成立しないんですね。例えば、どこに住む、仕事をどうする。例えば、子供が欲しい人と欲しくない人は結婚できないですよ。その上で、同姓か別姓かということで選択肢が増えるということ。これは、親御さんだって、別姓を認める相手を探してこいとか言い始めたら更に混乱。

ですから、確かに結婚しやすくなるという半面があったとしても、それと同等若しくはそれ以上に結婚を阻害する要素にもなるという私が述べたことに関しては、これまで誰も批判、反論はしていないと思います。

不便があるという話ですけれども、維新案で具体的な不便があるかということで三人の方が御説明されましたけれども、一人も具体的な案をお示しになっていない。すなわち、現状のままではまだ問題があるのは分かります、ただし、維新案に関して、アイデンティティーという部分を除いて具体的な問題があるということを示した方は一人もいらっしゃらないと思います。

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