望月禎文部科学省初等中等教育局長

2025年4月16日・第217回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 320 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 362 発言)

教師の子供たちへの関わりというものについては、授業、それから生徒指導、あるいは教育相談といった多様な関わりがありますけれども、授業において子供たちのいわゆる真の学力を高め、そして、子供たちに自分たちで学んでいく、そうした力をつけていくために、教師が授業準備もしっかりして、質の高い授業を目指していくということは大事であるというふうに考えてございます。

お尋ねの授業時数の問題につきましては、標準授業時数、小学校四年から中学校三年生までは年間千十五時間と、単位時間になっておりますけれども、これを、例えば二こま以上、大幅に上回るような教育課程を編成している学校が、改善はされてきたとはいえ、まだ二割弱あるというのが実態でございます。

これは、いろいろ、災害等に備えてよかれと思って授業時数を上乗せで行ってきたりしている学校があったり、あるいは、これまでの慣例で授業時数を見直さずに来てしまっているような学校もあるわけでございまして、今般の働き方改革を全体、令和元年から進める中において、文部科学省としても、最終的にもし災害等があって授業時数が標準授業時数を下回ることのみで直ちに法令違反になるものではないということも明確にした上で、指導体制に見合った計画とするように強く要請をしてきて、ようやくここまで来たのが実情でございます。

依然、都道府県間でも、それから市町村間でも、学校でいろいろな状況はありますけれども、かなり標準授業時数を大幅に上回るところもあるわけでございますので、こうしたことをまずあらゆる機会を通して改善をちょっと促していくというのがまずかと思います。

その上で、年間を通じた授業時数の観点につきましては、教師あるいは児童生徒にいわゆる考える時間の余白を生み出していったり、あるいは次の授業、あるいは次の学びにつなげていく、そうした振り返りの時間とか、あるいはいわゆる余白的なものを生み出していくことは大事だと思ってございます。

一方で、それが指導要領そのもののことなのか、あるいは、それを具体化している教科書であるとか、入試であるとか、教師用の指導書の影響などございますので、そうした授業づくりの全体を捉えまして、中教審におきましても、過度な負担や負担感が生じにくい在り方というのを検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。

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