まあ、理屈としては分からないじゃありませんよ、理屈としては。
しかし、まず、備蓄米とは何ぞやという話を今更長々するつもりはありませんが、これを思い切り出すというのは、やはり今でも大いにちゅうちょがあります。
凶作である、連続した不作が起こった、そういったときに国民が食に困らないようにためているのが備蓄米でありますが、その政策の意義は今も変わりません。ですから、これを思い切り出す、二十一万トンでは不足だという御指摘でありましたが、私は、正直言って二十一万トンは出し過ぎじゃないかといって、びくびくしながら出しました。これを出すことによって、もし、各段階において滞留しているであろう米が、国が出すなら今のうちに売ってしまえということで一気に出たら、暴落してしまうんじゃないかというふうに思いました。
ですから、ああしていたらこうだったかもしれないというのは過去を振り返ると、いろいろ自分としても反省すべき点もありますし、思うところはありますが、しかし、この段階で備蓄米を一気に出すという選択を私は取るつもりは全くありません。二兎を追う者は一兎をも得ず、まさにそのとおりだと思います。農林水産省としては、本来の職務ではない、そういうミッションに挑まなければならないところに今回追い込まれました。
ただ、様々御意見はありますが、しかし、昨年、南海トラフの緊急地震情報が起こり、消費者の方々が米を買い求め、スーパーの米が消え、地震や台風が起こり、さらにマスコミの方々がスーパーに米がないところを報道して、そこに商機というか商売のいわゆるチャンスを見出した方々も新たにこのマーケットに参入してきたということが、私は今回のいわゆる流通の滞留だというふうに思っているんですよ。
ですから、今議員も言われましたように、一万三千七百円は、これは変動部分ですよね。変動の部分と、一万五千円、十アール当たりだったと思いますが、これで三千三百億。これを今例えば緊急的に導入したとして、これを一時しのぎのものとして一年限りにするのか、それとも恒久的なものとするのかということについては、かなり精密な、緻密な議論が必要です。これは緻密な議論が必要です。そして、その裏側には国民の皆様方の御理解が必要です。
ですから、委員から今言われて、御提案は御提案として、今回は熟議の国会ということを私は肝に銘じておりますので、決して聞き流すようなことはいたしませんが、しかし、この場でなるほどねということを申し上げられないということでございます。
56山山田勝彦(立憲)
立憲民主党、山田勝彦です。どうぞよろしくお願いいたします。
漁業共済保険の本題に入る前に、昨日、備蓄米が、ようやく都内など一部のスーパーで販売を開始したと報道がありました。私の地元長崎県のスーパーの経営者にヒアリングを行ったんですが、米卸業者から備蓄米の案内は一切なかった、こちらから問い合わせ、今後の米の価格について聞くと、極端に上がることはないが、下がることもない、そういう回答があったそうです。
米の産地である東北や大消費地の東京、大阪に比べ輸送費がかかる九州や沖縄、そういった地方には備蓄米が届かないのではないか、私は強い危機感を感じています。そう…
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江藤拓(自民)農林水産大臣
私は長崎の情勢は存じ上げませんが、私の女房が宮崎県内の様々なスーパーに足を運んで、米の販売価格について報告してくれています。宮崎は、備蓄米が届く前の段階から若干安い価格で何とか流通しているということであって、フードマイレージをかけない、自分のところでできた米をその地域で消費する努力というものはやはり必要なんだろうと思います。
しかし、委員の指摘は結構正しくて、この備蓄米放出の時点から、特に近畿の方々から、特に米地域ではない京都とか滋賀とか、そこら辺の方々から、東北やそっちの方は米が大量に備蓄されているから運送費もかけずに運ぶことができるから適正な価格で…
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58山山田勝彦(立憲)
大臣が備蓄米の放出を御決断いただいたことに対しては、本当にある意味において感謝もしております。ただ、その量が本当に足りるのか。地方にこのままでは届かないと私は思っております。
そして、この委員会で度々、こういった質問に対して大臣の答弁を聞いていて強い違和感を感じるのは、大臣は、消費者のために米の価格を下げたいから備蓄米を放出する、その一方で、生産者のために、米の価格が下がり過ぎないように、備蓄米の放出の仕方は慎重に、そして原則一年以内に買い戻すと言われています。これは消費者対策と生産者対策を同時に行っているという状況、この中途半端な状態では、まさに二兎…
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- (上の発言)
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江藤拓(自民)農林水産大臣
まあ、理屈としては分からないじゃありませんよ、理屈としては。
しかし、まず、備蓄米とは何ぞやという話を今更長々するつもりはありませんが、これを思い切り出すというのは、やはり今でも大いにちゅうちょがあります。
凶作である、連続した不作が起こった、そういったときに国民が食に困らないようにためているのが備蓄米でありますが、その政策の意義は今も変わりません。ですから、これを思い切り出す、二十一万トンでは不足だという御指摘でありましたが、私は、正直言って二十一万トンは出し過ぎじゃないかといって、びくびくしながら出しました。これを出すことによって、もし、各段階において滞留しているであろう米が、国が出すなら今のうちに売ってしまえということで一気に出たら、暴落してしまうんじゃないかというふうに思いました。
ですから、ああしていたらこうだったかもしれないというのは過去を振り返ると、いろいろ自分としても反省すべき点もありますし、思うところはありますが、しかし、この段階で備蓄米を一気に出すという選択を私は取るつもりは全くありません。二兎を追う者は一兎をも得ず、まさにそのとおりだと思います。農林水産省としては、本来の職務ではない、そういうミッションに挑まなければならないところに今回追い込まれました。
ただ、様々御意見はありますが、しかし、昨年、南海トラフの緊急地震情報が起こり、消費者の方々が米を買い求め、スーパーの米が消え、地震や台風が起こり、さらにマスコミの方々がスーパーに米がないところを報道して、そこに商機というか商売のいわゆるチャンスを見出した方々も新たにこのマーケットに参入してきたということが、私は今回のいわゆる流通の滞留だというふうに思っているんですよ。
ですから、今議員も言われましたように、一万三千七百円は、これは変動部分ですよね。変動の部分と、一万五千円、十アール当たりだったと思いますが、これで三千三百億。これを今例えば緊急的に導入したとして、これを一時しのぎのものとして一年限りにするのか、それとも恒久的なものとするのかということについては、かなり精密な、緻密な議論が必要です。これは緻密な議論が必要です。そして、その裏側には国民の皆様方の御理解が必要です。
ですから、委員から今言われて、御提案は御提案として、今回は熟議の国会ということを私は肝に銘じておりますので、決して聞き流すようなことはいたしませんが、しかし、この場でなるほどねということを申し上げられないということでございます。
60山山田勝彦(立憲)
ありがとうございます。
大臣におっしゃっていただきました。私があくまで提案したのは、緊急の物価高対策などで直接支払いの反当たり一万五千円までということは求めずに、今回は、生産者の方々が安心して米を作り続けられるように価格の補償をする、備蓄米が大量に出れば価格が下がるかもしれないので、そのリスクマネジメントをやる意味で最低価格補償の部分を導入したらどうかという話です。あくまで物価高対策です。
そして、恒久的に農家の皆さんに直接支払いの所得補償が必要だというのは、立憲民主党だけではなくて他の野党の皆さんもこの場でさんざん議論をさせていただいておりますので…
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61森森健水産庁長官
お答えいたします。
漁業災害補償法に基づきます掛金補助の補助率につきましては、今申し上げた義務加入、連合加入の順番に補助率が高くなっているという状況でございます。これは、共済制度の健全かつ安定的な運営のためには幅広い保険母数でのリスクの分散が重要であるという考え方に基づいて、いわば優遇措置を措置しているということでございます。
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62山山田勝彦(立憲)
今後、補助区分、要らないと思うんですよ。基本的に、小さな集落で頑張っている漁師さんたちほど、本来、国は支援していかないといけないのに、そういう漁師さんたちには補助の割合が低くなっているという状況です。なので、こういう不公平な制度を改めていく。
さらに、今八〇%程度入ってもらっている加入者を九〇%以上と目指していくためには、これも大臣に提案させていただきたいんですけれども、こういった現状の区分をなくして、みんなが高い補助割合で加入できるような、シンプルで、より公平な制度に改めていくべきだと考えておりますが、いかがでしょうか。
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