川原田英世 (立憲民主党)

2025年4月2日・第217回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 44 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 152 発言)

立憲民主党の川原田英世です。

農林水産委員会では初めて質問をさせていただきます。

私は魚屋の生まれでして、魚屋といっても、オホーツクの鮮魚を集めて全国の中央卸売市場に送る、業界的に言うと送り屋と言ったらいいんですかね、送りの仕事をしていました。また、母方は漁業の家系でして、捕る側と、また売る側と、両方を見て育った人であります。

それで、学校を出てから国会議員の秘書をやって政治の道に入り、また世界各国をバックパッカーとして歩いたりして、その後、十数年前に地元に戻って、自分自身も水産業を経営しておりましたので、毎日、朝は欠かさず競りに行って、自分で、競りの帽子をかぶって、競りに参加して買い付けをするということで、毎日浜の状況はつぶさに見てきたところであります。

年々、浜の状況というのは変化します。いい年もあれば駄目な年もある。周期がありますので、三年に一回この魚種はいいですよだとか、五年に一回この魚種は当たりですよとか、大体当たるんですよね、そのとおりで、駄目な年も大体事前に分かるわけですけれども、そういった周期から外れてきて、劇的な変化が起こってきたのはこの三年間だというふうに思っています。

毎年、春にはホタテの稚貝の船に乗って状況を見て、夏はマスの定置網、秋はサケの定置網と、船にも乗って見ているわけですけれども、ホタテの稚貝については、死滅しているだとか、生育環境が悪くなっていって、育ちが悪いという環境も出てきている。マスに至ってはもう壊滅ですね、壊滅的です。一日十トン捕れていた船が、去年なんて、乗ったら、一週間ぐらい定置網に毎朝乗ったんですけれども、一週間乗って三匹ぐらいしか捕れないわけです。一トン、二トンじゃないです。シーズンで三匹、四匹しか捕れないわけですね。これまで一日十トン捕れていた船がそういった状況。

ほかに捕れているといったら、もう商品にならないような痩せ細ったサバだとか、これまでなかった海藻類が網に付着して重たくなっていて、揚げるのも大変な状況になっているということで、ここまで深刻な海の変化がこの数年で起きているのかということを目の当たりにしています。これでは到底生活ができないというような状況でありまして、これは何とかせねばならぬというふうに思っているところです。

こういった状況も含めて、漁済というものの在り方、今回改正ということですから、中身について何点か確認をしながら、少し議論をさせていただければというふうに思っているところです。

まずは、漁済についての現状の確認から行いたいというふうに思っています。

今回の改正では、温暖化の影響も一つ背景として、漁業者にとってはセーフティーネットの選択肢が増えるということで、私は前向きに受け止めさせていただいているところです。

ただ、こうなると、もちろん、適用する漁業形態も選択肢が増えるということなので、ある程度支払いも件数が増えるということも想定されるのではないかなというふうに思っています。

ですので、この検討がされるということは、現状の共済の積立金にある程度の余力があるからこういったことができるようになるのかなというふうに思って見ていたんですけれども、現在の共済ではどの程度積立金というのがあるのか、そして、それがどのように運用されているのか、まずはこの点を確認させていただきたいというふうに思います。

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