柳沢剛 (立憲民主党)

2025年3月19日・第217回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 45 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 126 発言)

ありがとうございます。

農業者の減少は必至です。大臣おっしゃっていただいたように、農業機材の導入など、スマート化で生産性の向上により補填していくとしましても、それを動かし、オペレートする、それは人間です。人が確実に必要になってきます。その意味でも、最低限の農業者人口の把握は必要と考えております。食料安保の意味からも、そして自給率目標の達成に向け、国内で食料を生産するのにどれだけの農業者が必要なのかを試算し、対処、対応していくことも必要だと思いますので、御考慮のほど、よろしくお願いいたします。

そして、私の地元宮城三区は、奥羽山脈蔵王連峰、阿武隈山地があり、大規模化することが困難な中山間地が多く、しかも高齢化が顕著です。七十歳以上の御夫婦で農作業を行い、娘、息子夫婦は共働き、土日祝日など休みの日に、もっと言えば、田植時期と稲刈り時期だけ手伝っているという御家族が多くなっています。現状、農業だけでは食べていけないということです。そして、そのお孫さんたちは、そんなお父さん、お母さんの姿を見ていますから、農業をなりわいにできるとは思っていないというのが残念ながら実情となってしまっています。

とはいえ、そんな中でも法人化して、集約化をして頑張っている三十代の人たちもいます。宮城県の柴田町というところで、三人で現在三十五町歩の田んぼを作っている方たちは、AIやドローンを使いながら、これから四十五町歩まで増やすそうです。最近、自分で作らなくなった田んぼをたくさんの方々から頼まれるそうですが、請け負うのは残念ながら広く平らなところだけ、採算面を考え、中山間地はお断りしているという現実があります。

一方、その中山間地の農家の方から、先日、メールをいただきました。七ケ宿町という山形県境の農家の方のコメントをここで御紹介させていただきます。

平地の少ない山間地域の水田は、終戦後の食糧難の時代にそれぞれ自らが生きるために苦労して整備し、収穫に努力したものです、私たち世代にとっては大切な農地ではありましたが、農地を引き継いだ世代にとっては、労働力や生産性の面に加え、将来性においても魅力を持てない状況となってしまっているようですと、切々とつづられていました。

昨日、土地改良の質問でもありました。そして、本日、野田代表からの質問にもありましたが、農林水産省では、この中山間地問題、今後、どのように考えているのか、改めて伺いたいと思います。中山間地の農家の方にも分かりやすく答えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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