ありがとうございます。
御指摘いただきましたとおり、利用者がどのようなプロンプトをAIの中に打ち込み、どのようなコンテンツを生成するかということに関しましては、これは著作権侵害の成否を決する依拠性ですとか類似性といったようなところの判断に様々な形で関わってくるというところであるかというふうに思います。
そして、ここしばらく、いわゆるジブリ風と呼ばれるような画像の生成等が非常にインターネット上でも話題を集めることになったわけでございますけれども、やはりそういったことが権利侵害に当たり得るリスクというのは、開発事業者の側も様々な形でもちろん認識はしておりますので、例えば特定の作家でありますとかあるいは会社さんのようなところで、あと、名前を含むようなプロンプト自体を機械的にはじくということを御案内のとおりしているわけでございますし、それは恐らく権利者の方々の権利利益の保護というところにも大変重要である。
しかし、そういったこれまでの著作権法の厳密な解釈とは異なる、あるいはデジタル・ライツ・マネジメントのような方法とも異なる、例えばプロンプトレイヤーにおける適切な権利保護の在り方に関するコード・オブ・コンダクトというのは、少なくともまだ業界共通のものというものはないし、あるいはユーザーに共有されるべき規範というものも存在していない。
そういったレベルでの、まさにソフトローのレイヤーとなりましたところに関して、いかに規範を見出し、国民と共有していくのかということも、この法案の一つの意義、役割としても期待されるところかというふうに存じます。
ありがとうございます。
51田田中邦裕一般社団法人ソフトウェア協会会長/さくらインターネット株式会社代表取締役社長
田中先生、ありがとうございます。
ほとんど安野参考人からありましたけれども、やはりAI自体でいかに売上げを上げていくかということが、この国が求められていることだというふうに思っています。
利益というのは、売上げを上げるか、コストを下げるか、このどちらかにおいて生まれるわけですけれども、日本はこの三十年、コストを下げることで利益を増やしてきました。そうなるとどうなるかというと、給与も減っちゃいますし、サプライチェーンに払うお金も減っていく。どちらかというと、全てを上げていけば結果的にGDPは上がるはずだというふうに思っております。ですので、人口が半分に…
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田中健(国民)
国としてもアプリ新法の法整備をしまして、今年中に実行ということでありますので、様々な形でAIを、今大変前向きな話をしていただきましたので、進めていければと思っています。
そして、AIの活用の鍵となりますのが、お話を聞いていますと、プロンプトという言葉が出てきます。プロンプトエンジニアリングということでも言われます。これについては、松尾先生、生貝先生、安野さんに伺いたいんです。
松尾先生は、人間とAIの境界がなくなる、大変ショッキングなことでプロンプトというものを説明されていますが、是非、その心と内容をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
生貝先…
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53松松尾豊東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻/人工物工学研究センター 教授
ありがとうございます。
プロンプトというのは非常に重要です。私の研究室でもプロンプトエンジニアリングの研究をやっていまして、一つ有名になった研究が、レッツ・シンク・ステップ・バイ・ステップという一文をつけるだけで生成AIの能力がなぜか上がるというものです。つまり、一歩ずつゆっくり考えようねと言ってあげると、なぜか数学等の性能が上がるということがあります。それなんかを見ますと、ちょっとこれは、何か子供にゆっくり考えようねと言うと、落ち着いて成績が上がるというのと似ているようなところがあって、不思議だなと。
ただ、中を見ると、技術的には次の単語を予測する…
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- (上の発言)
54生生貝直人一橋大学大学院法学研究科教授
ありがとうございます。
御指摘いただきましたとおり、利用者がどのようなプロンプトをAIの中に打ち込み、どのようなコンテンツを生成するかということに関しましては、これは著作権侵害の成否を決する依拠性ですとか類似性といったようなところの判断に様々な形で関わってくるというところであるかというふうに思います。
そして、ここしばらく、いわゆるジブリ風と呼ばれるような画像の生成等が非常にインターネット上でも話題を集めることになったわけでございますけれども、やはりそういったことが権利侵害に当たり得るリスクというのは、開発事業者の側も様々な形でもちろん認識はしておりますので、例えば特定の作家でありますとかあるいは会社さんのようなところで、あと、名前を含むようなプロンプト自体を機械的にはじくということを御案内のとおりしているわけでございますし、それは恐らく権利者の方々の権利利益の保護というところにも大変重要である。
しかし、そういったこれまでの著作権法の厳密な解釈とは異なる、あるいはデジタル・ライツ・マネジメントのような方法とも異なる、例えばプロンプトレイヤーにおける適切な権利保護の在り方に関するコード・オブ・コンダクトというのは、少なくともまだ業界共通のものというものはないし、あるいはユーザーに共有されるべき規範というものも存在していない。
そういったレベルでの、まさにソフトローのレイヤーとなりましたところに関して、いかに規範を見出し、国民と共有していくのかということも、この法案の一つの意義、役割としても期待されるところかというふうに存じます。
ありがとうございます。
55安安野貴博一般財団法人GovTech東京アドバイザー
ありがとうございます。
プロンプトエンジニアリングについては、松尾先生がおっしゃったとおり、現状、様々なテクニックが存在します。
最近、私が見て一番驚いたのは、深呼吸をしろというのをAIに言うと、AIはもちろん肺はないわけですけれども、なぜか精度が上がる。
細かいテクニックというのは今たくさんあるんですが、ただ、私が申し上げたいのは、こういう細かいテクニックを一般の利用者が全部知らないといけないわけではないんじゃないかと思っていまして、というのも、AIのモデルを作る側の会社は、そういう細かいテクニックがなくても同じように精度が出せるように各社頑張っ…
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田中健(国民)
ありがとうございます。
さらに、LLMが今日述べられておりました。日本での開発はもちろんのこと、海外との連携も大変重要だということで、松尾先生の方から、東南アジアのLLMを今進めているというお話がありましたし、生貝先生は、日本とEUのデジタルパートナーシップの中で欧州の言語データスペースの必要性を述べておりまして、インターネットのアーカイブもこれから重要になるということも述べられておりました。
これについて、二人の参考人からお聞かせいただければと思います。
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57松松尾豊東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻/人工物工学研究センター 教授
ありがとうございます。
LLMの開発、日本語でやることも大事なんですけれども、例えば東南アジアの諸国語、これをつなぐようなLLMができれば、日本語が例えば自然にインドネシア語に変換されたりマレーシア語に変換されたりということで、両国間の交流も活発になりますし、いろいろなビジネスも増えてくるということで、こういった辺りを日本がイニシアチブを取っていくべきじゃないかというのを私は考えとして持っております。
以上です。
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