日本がこれまで国際的に果たしてきた役割についてお答え申し上げます。
我が国は、二〇一六年に、G7情報通信大臣会合におきまして、AI研究開発の原則の素案を提案いたしまして、その後、二〇一九年に、人間中心のAI社会原則を公表したところでございます。これは、同じ年にOECDで採択されました、国際的なAIガバナンスに関する基本的な原則であります、AIに関するOECD原則に大きな影響を与えたと認識をしております。
また、二〇二三年になりますけれども、我が国が議長国となって開催されたG7におきまして、AI関係者に向けた国際規範であります広島AIプロセスを日本が主導して実施してまいりました。
その後、二〇二四年五月のOECD閣僚理事会におきまして、我が国が積極的に関わる形で、広島AIプロセス・フレンズグループを立ち上げまして、現在では五十五の国・地域が賛同するなど、アウトリーチ活動も積極的にかつ主体的に行っているところでございます。
これらの国際的な取組は、人類共通の利益のために、AIのもたらすリスクを軽減しつつ、安全、安心で信頼できるAIの開発あるいは利用を促進する環境整備に資するものと考えております。
我が国はAIに関する国際的な規範作りをリードしてきておりまして、今後も引き続き努力してまいりたいと考えております。
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田中良生(自民)
皆さん、おはようございます。自民党の田中良生です。
今日は、当内閣委員会において、城内大臣の初の法案質疑に立たせていただきます。光栄に存じます。城内大臣は外交にも精通しておりますので、トランプ関税に関してもお聞きしたいところでありますが、今日は法案質疑ということですので、このAI推進法について、大局的見地から御議論をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
さて、AI推進法でありますが、まずは、AIとは何か。AIとは、人間と同じ知的作業をする機械を工学的に実現する技術と言えるものであります。世界経済ですとか人間社会を大きく変容させる力を持ち…
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城内実(自民)内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・経済安全保障)
田中良生委員の御質問にお答えしたいと思います。
言うまでもなく、AIは我が国の経済社会の発展に必要となる基盤技術であるとともに、安全保障の観点からも不可欠な技術であります。
一方で、AIがもたらす様々なリスクも懸念されておりまして、多くの国民の皆様がAIに対して不安を感じていらっしゃるとともに、我が国のAIの研究開発と活用は、他の先進国と比べてやはり低迷している状況にございます。
こうした状況を克服していくためには、柔軟かつ適切にリスクへの対応を行うとともに、安全、安心なAIの開発を進めることで国民の皆様のAIに対する不安をしっかり払拭し、AIの研…
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田中良生(自民)
ありがとうございます。
AIの恩恵を最大限に引き出しつつ、リスクに備える枠組みを構築することが重要であるということだろうと思います。日本経済の持続的な成長と国際的なAIガバナンスへの貢献、これを両立させていかなければならないということだろうと思います。
今回提出されましたこのAI推進法案でありますが、AI時代を見据えた国内体制の整備であると同時に、やはり国際社会における先導的なモデルケースとしていかなくてはならないと考えるところであります。
日本政府は、世界に先駆けて、人間中心のAI社会原則を打ち出しました。一昨年のG7広島サミットでは、生成AIを…
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- (上の発言)
8渡渡邊昇治内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官
日本がこれまで国際的に果たしてきた役割についてお答え申し上げます。
我が国は、二〇一六年に、G7情報通信大臣会合におきまして、AI研究開発の原則の素案を提案いたしまして、その後、二〇一九年に、人間中心のAI社会原則を公表したところでございます。これは、同じ年にOECDで採択されました、国際的なAIガバナンスに関する基本的な原則であります、AIに関するOECD原則に大きな影響を与えたと認識をしております。
また、二〇二三年になりますけれども、我が国が議長国となって開催されたG7におきまして、AI関係者に向けた国際規範であります広島AIプロセスを日本が主導して実施してまいりました。
その後、二〇二四年五月のOECD閣僚理事会におきまして、我が国が積極的に関わる形で、広島AIプロセス・フレンズグループを立ち上げまして、現在では五十五の国・地域が賛同するなど、アウトリーチ活動も積極的にかつ主体的に行っているところでございます。
これらの国際的な取組は、人類共通の利益のために、AIのもたらすリスクを軽減しつつ、安全、安心で信頼できるAIの開発あるいは利用を促進する環境整備に資するものと考えております。
我が国はAIに関する国際的な規範作りをリードしてきておりまして、今後も引き続き努力してまいりたいと考えております。
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田中良生(自民)
ありがとうございます。
次に、諸外国との差異についてお伺いさせていただきたいと思います。
このAIガバナンスをめぐっては、各国がそれぞれ異なるアプローチを模索しています。各国の対応は様々でありますけれども、その根底にある課題、これは共通をしていると思います。すなわち、AIの持つ恩恵を最大化しつつ、リスクを抑制するためにどのようなルール形成が最適かという点であろうと思います。
そこで、お伺いします。
主要諸外国と我が国との法制度の比較、特性についてお伺いさせていただきたいと思います。
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10渡渡邊昇治内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官
諸外国のAIに関する制度と我が国の制度の比較につきましてお答えを申し上げます。
近年、世界各国においてAI法制度に関する対応は進んでいるというふうに認識をしておりますけれども、例えば、EUにおきましては、人間の安全ですとか基本的な権利の保護という観点から、新たに法律を制定いたしまして、包括的な規制を導入しているということでございます。
一方、アメリカにおきましては、今、いろいろ変化があるところでございますけれども、安全保障リスクに対応しつつも、基本的には、事業者の自主的取組を踏まえた上で、既存の法令を活用しながら進めているというふうに認識をしておりま…
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田中良生(自民)
分かりました。
ということは、我が国のアプローチでありますけれども、現時点では、EUのように詳細規制で縛り過ぎることはなく、他方で、米国のように政府が全く関与しないわけでもない。つまり、中庸かつ機動的な方針に特徴があるのだろうというふうに考えるものであります。
このような、促進と規律の両立、これを図る戦略によって、日本モデルとして、イノベーションとリスク対応の調和を実現して、国際的にも、調和、整合性の取れたルール形成に貢献していく考えであろうというふうに理解をさせていただきたいと思います。
次に、ソフトローでの対応の実効性についてお伺いをさせていた…
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