山本和徳中小企業庁事業環境部長

2025年4月11日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 81 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 210 発言)

お答えします。

中小企業庁では、価格転嫁対策といたしまして、年二回の価格交渉促進月間に基づく、発注企業ごとの交渉、転嫁の状況の公表や事業所管大臣名での指導助言、下請Gメンによる取引実態の把握、労務費転嫁指針の周知徹底などに取り組んできておるところでございまして、令和七年度予算も活用し、これらの対応を引き続き着実に実施してまいる所存であります。

さらに、公正取引委員会と共同で下請法改正案を今国会に提出しておりまして、協議に応じない一方的な価格決定の禁止等を通じ、これまで以上に価格交渉しやすい環境整備に取り組んでまいります。

加えて、委員御指摘もございました、業界ごとに存在する、価格転嫁を阻害する商習慣の一掃も必要と認識しております。経済産業省では、大臣を始めとするハイレベルから、直接、関係業界団体に対する要請を進めております。

先日、武藤大臣が自動車関係業界各社のトップと面会をいたしまして、サプライチェーンの頂点となる企業、業界として、直接の取引先の更に先まで価格転嫁が可能となるような価格決定を行うこと、また、更に先への価格転嫁の予算確保も含めまして、価格転嫁の方針がサプライチェーンの隅々まで伝わるよう、例えば取引階層の深いサプライヤーも参加するセミナーの実施など、広く情報発信を行うことを求めたところであります。

また、手形等による支払いの早期化や型取引の適正化等を推し進めるとともに、米国の追加関税で厳しい状況に直面する中でも適正取引に引き続き配慮することなどを要請しておるところであります。

中小企業の賃上げ原資の確保に向けて、価格転嫁対策をしっかり継続してまいる所存であります。

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