小熊慎司 (立憲民主党)

2025年3月28日・第217回国会 衆議院 外務委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 30 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 136 発言)

人口減少や人手不足の解消策というのは、僕は安直だと思うんですね。今、日本においては移民政策は取らないというのは政府の見解ですけれども、はっきり言えば準移民政策ですよ、いろいろな、特定技能とかも含め枠を拡大したというのは。

それは、移民という定義が国際的にも明確な定義はありませんけれども、数年間その国で暮らすというのは移民に準じたものでありますし、私も全てを否定するわけではありませんけれども、日本が今、まず当面やるべきは、労働生産性が低いという、僕はそこは、働き者の日本人が何でそんなふうな結果になるのかよく分からないんですけれども、まずは労働生産性を上げて、労働力不足を解消していくというのがまず一義的な努力であって、外国人のいろいろな労力を頼り過ぎるというのは、日本にはまだ早いというふうに思います。

いいものを受け入れていきましょうと言っているけれども、悪いものも入ってくるんですよ。かつて、勝海舟さんが、明治時代に文明開化で開放していったときに、いいものを取り入れましょうと言ったけれども、開放したら悪いものだって入ってくるんだ、コレラだってはやったでしょうと言っているとおり、開放していろいろ入れちゃえば、それはデメリットの部分も引き受けなきゃいけない。その覚悟がまだ日本社会にはないし、慣れていない。そういう中で入れちゃったことによって、お互い不幸になりますから、ここは抑制的にやらなきゃいけないと思います。

そういう意味では、まず在留中国人が増えてきている、ましてや、今、中国からいろいろな国に脱出するのが激増していますよね。その中で日本も選ばれているわけですから。こういう背景、まず実態把握が必要です。

だから、法務省においては、起きていることの、例えば、ちっちゃい町だったら、十人来たってインパクトは相当ですよ。犯罪とかじゃなくて、文化とか地域社会の人間関係もいろいろ変わってきます。それはいいものもあるかもしれないし、日本らしさが失われるものもある。あらゆる意味で実態把握が必要だというふうに思います。

併せてお聞きしますけれども、例えば投資関係の移民のやつは、オーストラリアとシンガポールは規制をかけました。だから、こういうことも検討しなきゃいけないんじゃないですか。野方図に今のままで受け入れるということは、日本社会を大きく変容、悪く変容させてしまうことになりかねないので、実態把握、そして規制や、また在留中国人、来る人の厳正な新たな審査というのが必要になってくると思いますが、この二点についてお伺いします。

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