横山征成内閣官房防災庁設置準備室次長/内閣府政策統括官

2026年6月26日・第221回国会 参議院 災害対策及び東日本大震災復興特別委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 228 発言)

自然災害、原子力災害及び新型インフルエンザ等の感染症が発生した場合の対応につきましては、それぞれの法律に基づき対策本部が設置され、各分野において必要な措置を講じる仕組みとなってございます。また、各対策本部の間に法律制度上の優先順位や上下関係が一律に定まっている規定があるかと申し上げれば、それはございません。

他方で、政府としては、これらの異なる危機や災害事象が複合的に発生し、複数の対策本部が法律に基づき設置される状況であっても、内閣の下で一体として意思決定を行うことを基本としてございます。具体的には、各対策本部の長である内閣総理大臣の指揮の下、同一の情報に基づき総合的に調整を行い、政府として統一的な判断がなされるよう対応することとしてございます。

このため、各対策本部における措置につきましては、あらかじめ、また発災後においても適時適切に調整を行い、同じ情報に基づく一元的な判断、指示に基づき整合性の確保された形で各現場に対しても指示が行われるよう対応することとしてございまして、委員御指摘のような指示の矛盾や錯綜が生じることはないというふうに運用したいと考えてございます。

なお、現実に新型コロナウイルス感染症流行時の災害対応では、例えば消毒液等の備蓄、避難所での十分な換気や発熱者の専用スペース確保等の取組を行うなど、感染症対策を適切に講じることは災害対応に既に標準として組み込まれている次第でございます。

いずれにいたしましても、複合的な災害への的確な対応が重要であると認識してございます。指揮命令や調整の在り方も含め、平時からの訓練や関係機関の連携の強化を通じて、引き続き政府一体となった対応力の向上に努めてまいりたいと考えてございます。

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