原子力防災は、放射性物質又は放射線の放出という原子力災害の特殊性から、放射線被曝の防護措置を行うなど、その対応に必要な専門性や手順が自然災害とは異なるものでございます。そうした専門性や即応性の観点から、防災庁設置後も引き続き、内閣府原子力防災担当が中心となって、関係省庁が連携して取り組むことが適当と考えてございます。
一方で、複合災害の際には連携が必要でございまして、また、原子力災害時の避難や被災者支援の事前準備や災害時の対応に防災庁の自然災害対応の経験やノウハウを生かすことは重要でございます。
防災庁としても、内閣府原子力防災担当などの関係府省庁が所掌する施策と併せて、政府一体となって抜け落ちや漏れのない原子力災害の被災者への支援に取り組んでまいりたいと考えてございます。
また、復興庁についても御指摘がございましたけれども、復興庁は東日本大震災からの復興を目的に設置された組織である一方、防災庁は、今後発生が懸念される大規模自然災害に対し、平時の備えや発災時の対応を強化するために設置を目指している組織でございます。それぞれの任務が明確に分かれていることから、現段階で統合の検討は行ってございません。
なお、事態対処の関係、国民保護の関係は、司令塔は内閣官房でございます。所掌事務を読まれて、関連する事項があったので誤解があったかもしれませんけれども、内閣府防災、それを引き継ぐ防災庁においては、自然災害の避難についてのノウハウを持っている関係上、事態対処に関しても、救援とかに関して事務を所管してございます。その所管事務に関して防災庁が引き継ぐという事項はございますけれども、事態対処の司令塔は防災庁が担う予定にはなってございません。
いずれにいたしましても、それぞれの役割をしっかり果たしつつ、防災庁設置準備に当たって復興庁の知見をしっかり共有するなど、連携して対応してまいりたいと考えてございます。
181
牧野たかお(自民)復興大臣
今の御質問でございますけれども、福祉避難所という重要性に関しては、我々も十分それを認識しております。一つだけ例を言うと、能登半島地震で、七十一の施設があったということで、元々あったんですが、被災で三十施設しか使えなかったということも伺っております。
ですので、福祉避難所を確保するということを、とにかくこれからも重点政策の一つとしてやっていきたいというふうに思っております。
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182
仁比聡平(共産)
ありがとうございました。
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183
天畠大輔(れいわ)
代読します。
れいわ新選組の天畠大輔です。
前回に引き続き、災害対応を担う窓口を防災庁に統合すべきという視点からお伺いします。
防災庁設置法案で原子力災害を防災庁の所掌外としたことについては、原子力災害特有の専門性があるためという御説明がありました。しかし、この点については、同じく対応に高度な専門性が必要と思われる武力攻撃事態を防災庁が所掌していることと整合性が取れないことを前回の質疑で指摘しました。
一連の災害対応を防災庁に統合すべきという意見は専門家からも出ています。
東日本大震災への対応で大きな役割を果たした元復興庁事務次官の岡本全勝氏は…
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- (上の発言)
184横横山征成内閣官房防災庁設置準備室次長
原子力防災は、放射性物質又は放射線の放出という原子力災害の特殊性から、放射線被曝の防護措置を行うなど、その対応に必要な専門性や手順が自然災害とは異なるものでございます。そうした専門性や即応性の観点から、防災庁設置後も引き続き、内閣府原子力防災担当が中心となって、関係省庁が連携して取り組むことが適当と考えてございます。
一方で、複合災害の際には連携が必要でございまして、また、原子力災害時の避難や被災者支援の事前準備や災害時の対応に防災庁の自然災害対応の経験やノウハウを生かすことは重要でございます。
防災庁としても、内閣府原子力防災担当などの関係府省庁が所掌する施策と併せて、政府一体となって抜け落ちや漏れのない原子力災害の被災者への支援に取り組んでまいりたいと考えてございます。
また、復興庁についても御指摘がございましたけれども、復興庁は東日本大震災からの復興を目的に設置された組織である一方、防災庁は、今後発生が懸念される大規模自然災害に対し、平時の備えや発災時の対応を強化するために設置を目指している組織でございます。それぞれの任務が明確に分かれていることから、現段階で統合の検討は行ってございません。
なお、事態対処の関係、国民保護の関係は、司令塔は内閣官房でございます。所掌事務を読まれて、関連する事項があったので誤解があったかもしれませんけれども、内閣府防災、それを引き継ぐ防災庁においては、自然災害の避難についてのノウハウを持っている関係上、事態対処に関しても、救援とかに関して事務を所管してございます。その所管事務に関して防災庁が引き継ぐという事項はございますけれども、事態対処の司令塔は防災庁が担う予定にはなってございません。
いずれにいたしましても、それぞれの役割をしっかり果たしつつ、防災庁設置準備に当たって復興庁の知見をしっかり共有するなど、連携して対応してまいりたいと考えてございます。
185
下野六太(公明)
天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。
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186
天畠大輔(れいわ)
実際の支援に抜けや漏れが出ていたことが問題なのです。代読をお願いします。
政府は、抜けや漏れのない対応、支援に取り組むとしていますが、福島第一原発事故の対応では抜けや漏れが出ていたのです。例えば、避難指示区域の内外では対応や支援内容が大きく異なり、特に避難指示区域外からの避難者は大きな負担を強いられることになりました。
地域による支援の差はコミュニティーの分断を生んだほか、数多くの集団訴訟が起きる原因の一つにもなりました。集団訴訟に参加した人たちは一万人を大きく超え、今でも続いている集団訴訟もあります。そうした訴訟の一つについて、二〇二六年一月に出た…
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187横横山征成内閣官房防災庁設置準備室次長
防災庁における活動報告についてお尋ねをいただきましたけれども、防災に関する計画及び防災に関してとった措置の概況を災害対策基本法に基づきまして国会に報告することなどが定められてございます。その内容には原子力防災も含まれているところでございます。
また、災害対応の記録や検証につきましては、我が国の災害対策は、阪神・淡路大震災や東日本大震災などの過去の大規模災害から得られた教訓を踏まえ、災害対策基本法など制度改正や防災体制の改善を積み重ねてきてございます。その際には、内閣府防災が中心となって、関係省庁に係るものも含め、政府一体で、また自治体とも連携して検証作…
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