笹野健内閣官房内閣審議官

2026年4月24日・第221回国会 参議院 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 37 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 145 発言)

お答え申し上げます。

本年三月二十七日に、内閣官房から、沖縄県の離島からの住民避難・受入れに係る取組を公表しました。これは、御指摘の台湾有事といった特定の有事を想定したものではありません。国民保護法に基づく住民避難に関し、特定の有事を想定せず、万が一の事態に備え、平素からの取組として関係機関が連携して行っている沖縄県国民保護訓練と、九州、山口各県での受入れ検討の内容を取りまとめたものでございます。

昨年度、令和七年度の沖縄県国民保護訓練は、本年一月二十九日に、国、沖縄県、先島諸島の五市町村等が協力し、計九十四機関四百二十五名が参加して実施されました。武力攻撃予測事態を想定し、先島諸島から県外への住民避難について検討を行うもので、令和四年度以降四回目の図上訓練となります。

これまでの訓練の内容について三点申し上げますと、一つ目は、輸送力の確保について、各空港の駐機スポットの最大限の活用等により、平時の二倍を超える一日約二万人の島外輸送力を確保できることが確認されたこと、二つ目は、入院患者や要介護者等の要配慮者について、健康状態に応じた分類を行うとともに、分類別の対象人数及び搬送手段などを検討したこと、三つ目は、先島諸島の五市町村における避難要領等の更なる具体化といったより実効性を高める検討が行われたことなどについて、沖縄県、先島五市町村とともに取組を進めてまいりました。

また、令和六年度からは、九州、山口各県と連携し、避難先地域における受入れ体制の準備に係る検討に取り組んでおります。避難当初の一か月の受入れで必要となる事項や、就学再開、就労支援、中長期の宿泊施設の提供、要配慮者の受入れ調整などの検討を進め、本年度、令和八年度までに受入れ基本要領を作成する予定です。昨年度末には、九州、山口各県における令和七年度の検討内容を受入れ基本要領の中間整理として取りまとめ、公表をいたしました。

住民避難の更なる実効性を図るため、本年度に予定されている実動・図上訓練に向けて、関係自治体や関係機関等と更に連携を深めてまいります。

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