先ほど経産省の方も、経産省だったかな、安全性が大前提ということで、規制庁も非常に安全性ということをよく言われます。
確かに安全性は重要です。安全性と効率性というのはトレードオフの関係なんですけれども、現在の日本の原子力規制は、私には極めてアンバランスなものに思えます。つまり、安全性を取り過ぎて効率性が非常にないがしろにされているんじゃないかという感じがします。安全性を追求するというのは非常に大事なことですが、しかし、安全性を何よりも優先するとなれば、現代社会が成り立たない部分もあるんですよね。
ちょっと例え言いますけど、例えば車ね、車は非常に我々にとって便利なものです。しかし一方で、非常に危険なものです。具体的には、この直近十年間で約三万人、三万人以上の方が亡くなっています、車によってね。十年で三万人というのは決して軽視していい数字ではありません。しかし、車なくしては現代社会は成り立たず、ある意味で、この数字は社会的に容認あるいは黙認されている形と言えるんではないでしょうか。
ちなみに、福島原発事故による死亡者ですが、放射線被曝による直接の死亡は一応統計的にはゼロということになっています。しかし、避難所での長期生活、あるいは医療、環境の悪化、精神的負担などが原因と認定された震災関連死、これは約二千四百人となっています。この十何年で二千四百人です。もちろんこれも大きな数字です。これを許容あるいは容認できる数字と見るかどうかは非常に難しい問題ではありますが。
もう一つ、ちょっと極端な話をいたします。極端な例えします。我々がふだん日常的に使っている家庭用のお風呂ですが、実は浴室、浴槽内での死亡事故は年間約一万九千人です。一日平均五十人以上の人が風呂場で亡くなっているわけですが、もし、これは非常に揚げ足取りで申し訳ない、安全性を何よりも重視すると、徹底して安全性を優先するとなったら、全ての風呂は使用禁止というような状況になるわけですね。
もちろん、車と風呂と原発は全く違うもので、同列に論じることはできませんが、車と風呂の話をしたのは、安全性と効率性のトレードオフという考え方を、いま一度、規制の在り方を見直していただきたいということから話しました。
行き過ぎた規制は社会活動にとってマイナスになります。エネルギー資源の乏しい日本にとって、原発は必要なものと私自身は考えています。そのために、規制委員会には世界で最も厳しい安全基準を見直していただきたいと思いますが、今後、その見直しの検討の予定はあるのでしょうか、お聞きします。
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岩渕友(共産)
国民の声を聞かずに、ATENA、事業者、まあ原子力産業界の声で、原発の新設や建て替えに向かって、審査の効率化であるとか規制と推進の一体化などが進められているということは、これ大問題だと思うんですね。
原発事故の最大の教訓は、原発を推進する経産省の中に規制する役割を持った当時の原子力安全・保安院があったこと、規制する側が規制される側、電力会社の論理に取り込まれる規制のとりこの構造に陥っていたということにあります。同じ過ちを繰り返してはなりません。
規制の緩和は撤回することを求めて、質問を終わります。
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百田尚樹(保守)
日本保守党の百田尚樹です。
日本のエネルギー問題を考えるのは日本の将来を考えることだと、未来を考えることだと思います。つまり、この調査会は、日本の二十年後、三十年後の話をしているわけです。それだけ重要な調査会と考えています。ちなみに、私は七十歳、十年後にはこの世にいませんが、この中で一番老人やと思っていたら、私の隣のラサール石井さんも同い年でした。七十歳です。
質問させていただきます。この調査会で度々出ています、また、私も以前質問しました原子力規制のバランスについて質問させていただきます。
原子力規制委員会に再度伺います。
原子力規制委員会が、福…
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123山山中伸介原子力規制委員会委員長
お答えいたします。
業務を効率的に進めるということは、原子力規制を含むあらゆる行政に求められるものと認識しております。御指摘をいただきましたように、NRCの行動原則の一つに効率性が挙がってございます。原子力規制委員会としては、原子力を取り巻く施設や活動、又は線源の特性、あるいは被曝の大きさや可能性に応じてリスクに見合った規制制度を適用するいわゆるグレーデッドアプローチに基づく規制を一層進めることで、規制のリソースや安全上の重要性、効果に応じて適切な形で割り当てていきたいというふうに考えているところでございます。
より一層の改善は進めてまいりたいという…
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- (上の発言)
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百田尚樹(保守)
先ほど経産省の方も、経産省だったかな、安全性が大前提ということで、規制庁も非常に安全性ということをよく言われます。
確かに安全性は重要です。安全性と効率性というのはトレードオフの関係なんですけれども、現在の日本の原子力規制は、私には極めてアンバランスなものに思えます。つまり、安全性を取り過ぎて効率性が非常にないがしろにされているんじゃないかという感じがします。安全性を追求するというのは非常に大事なことですが、しかし、安全性を何よりも優先するとなれば、現代社会が成り立たない部分もあるんですよね。
ちょっと例え言いますけど、例えば車ね、車は非常に我々にとって便利なものです。しかし一方で、非常に危険なものです。具体的には、この直近十年間で約三万人、三万人以上の方が亡くなっています、車によってね。十年で三万人というのは決して軽視していい数字ではありません。しかし、車なくしては現代社会は成り立たず、ある意味で、この数字は社会的に容認あるいは黙認されている形と言えるんではないでしょうか。
ちなみに、福島原発事故による死亡者ですが、放射線被曝による直接の死亡は一応統計的にはゼロということになっています。しかし、避難所での長期生活、あるいは医療、環境の悪化、精神的負担などが原因と認定された震災関連死、これは約二千四百人となっています。この十何年で二千四百人です。もちろんこれも大きな数字です。これを許容あるいは容認できる数字と見るかどうかは非常に難しい問題ではありますが。
もう一つ、ちょっと極端な話をいたします。極端な例えします。我々がふだん日常的に使っている家庭用のお風呂ですが、実は浴室、浴槽内での死亡事故は年間約一万九千人です。一日平均五十人以上の人が風呂場で亡くなっているわけですが、もし、これは非常に揚げ足取りで申し訳ない、安全性を何よりも重視すると、徹底して安全性を優先するとなったら、全ての風呂は使用禁止というような状況になるわけですね。
もちろん、車と風呂と原発は全く違うもので、同列に論じることはできませんが、車と風呂の話をしたのは、安全性と効率性のトレードオフという考え方を、いま一度、規制の在り方を見直していただきたいということから話しました。
行き過ぎた規制は社会活動にとってマイナスになります。エネルギー資源の乏しい日本にとって、原発は必要なものと私自身は考えています。そのために、規制委員会には世界で最も厳しい安全基準を見直していただきたいと思いますが、今後、その見直しの検討の予定はあるのでしょうか、お聞きします。
125山山中伸介原子力規制委員会委員長
原子力規制委員会は、もう御承知のとおり、東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓と反省の上で、国際的な基準も確認しながら、我が国の厳しい自然条件の下、地震や津波等に対する基準の強化や諸外国から後れを取っていた重大事故対策を求めるなど、新しい基準の制定を進めてまいりました。
この基準に適合しているかどうかということを丁寧に審査をしてきたわけでございますけれども、御指摘のような非効率な部分もあったかと思います。グレーデッドアプローチに基づく審査の改善、あるいは検査の改善等を真摯に進めてまいりたいというふうに思ってございます。
新しい規制基準というのは、国際…
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百田尚樹(保守)
確かに、この基準が世界で一番厳しいかどうか、これはちまたに言われていますけど、これは非常に、客観的な判断は非常に難しいです。
一例申し上げますと、例えば欧米では、再稼働の基準は、審査は大体数年で終わるんですが、日本の場合は大体十年ぐらい掛かります。そのこと一つ取っても、まあほかにもいろいろあるわけですが、普通に考えて世界で一番厳しい基準と私は考えています。
しかし、次の質問に参ります。
これ、実は通告していませんけど、経済産業省に伺いたいんですが、日本の原子力規制委員会の在り方についてです。
原子力規制委員会は、形式上は環境省の外局として、いわゆ…
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127田田中一成経済産業省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
大変、先生、恐縮ですけれども、私、EVの、次の質問のために来ておりまして、今の質問に答える立場ではございません。
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