宮本和宏 (自由民主党)

2026年6月17日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 17 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 149 発言)

ありがとうございます。

今回、その答弁の事前のこの質問のときにまとめて答弁していただけませんかという話をしましたら、やはり独立した組織だということで、規制委員会は規制委員会、経産省は経産省ということで、今分けてほぼ同じことを言っていただいたわけでありますが、事業を進める経産省、またチェックする立場にある原子力規制庁、あと原子力規制委員会、しっかりそれぞれの立場から、この六ケ所の再稼働が、今回の再処理工場が本当に円滑にしっかりと稼働できるように、本当に連携、連携と言うとおかしいんですが、しっかりとした取組をお願い申し上げたいと思います。

次に進ませていただきます。

原子炉の運転過程で生じてくるプルトニウムは、エネルギー資源であると同時に、核兵器に用いられる材料の側面もあるため、核拡散防止、国際安全保障、外交上の信頼確保の観点から、厳格かつ透明な国際管理の対象となっています。

日本は、国外で保管しているものも合わせれば四十四・四トン、国内保管は八・六トンという、非核兵器国としては世界でも異例の量のプルトニウムを保有しているところであります。使用済燃料の再処理とMOX燃料としての再利用によりこの量を減らしていくとともに、核物質の在庫状況等に虚偽がないことを確認する保障措置により、核物質が核兵器に転用されていないことを継続的に国際社会に示す必要があります。

資料の四の方を御覧いただきたいと思います。

ここに保障措置というのが書かれています。多分、耳慣れない言葉だと思っております。左上にその定義等が書かれていまして、IAEAがこの事業者に申告をさせて、そして自らも査察を行っていくと、そして、指定機関の公益財団法人の核物質管理センターが定期的な査察、このIAEA等の査察に対応していると、こういった状況にあるわけであります。

今申し上げた中で、日本はIAEAの査察の最大の受入れ国になっています。この右側の表にございます。イランよりもたくさん査察を受け入れています。すなわち、世界で最も厳格に監視されており、二十年以上続けてIAEAから最高評価の、全ての核物質が平和的な活動にとどまっているという拡大結論を得ています。このことは左下に書かれております。

しかしながら、先般、国連本部で行われました核兵器不拡散条約、いわゆるNPTの運用会議に合わせて、中国とロシアは、日本に対して核兵器利用の懸念がある旨を表明をし、事実に反する内容を世界に発信をしたと聞いております。

今後、使用済核燃料の再処理によって取り出されるプルトニウムに対する核不拡散の観点からの国際社会の関心は一層高くなると考えます。万が一、IAEAが日本の核物質は全て平和利用されているという評価をしない場合には、アメリカ等が核物質の提供を拒否して、原子力発電が行えなく、リスクもあるわけであります。

これらを踏まえまして、原子力規制委員会が行っている保障措置について、これまで以上の確実を期す必要があると考えます。この点については、先ほども触れました、八日に総理に手交いたしました自民党の特別委員会の提言の中でも具体的な対策を求めているところであります。

原子力規制委員会として今後どのような取組を行っていくのか、委員長にお伺いいたします。

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