国内投資を拡大するという言葉をいただけて、とてもよかったと思います。
次に、IPCCの報告と実際の観測データとの乖離を見ていきたいと思います。
IPCCの報告では、地球の気候変動シミュレーションを根拠として、温暖化は人類の出す温室効果ガスが原因である、人類の活動を加味しなければ現在の気温上昇を説明できないと主張しています。しかし、そのシミュレーションの詳細を示す論文にはこう書かれています。このシミュレーションは、CO2濃度倍増時の気温上昇が三度前後に抑えられるようにパラメーターをチューニングしたものであるとのことです。
ここで、資料六を御覧ください。
シミュレーションでは、過去の地表の平均気温は実際の過去の観測と近しくなっています。しかし、気候変動のシミュレーションであるのに、海面水温は事情が異なります。
グラフは海面水温の推移を示したものですが、太い黒線が実際の観測データ、その他のカラフルな線がIPCCで参照されているあまたのシミュレーションが示した海面水温です。これを見ると、ほとんどのシミュレーションが実際の観測よりかなり高い温度を示しており、現実と合っていません。同様に、地表ではなく上空気温を見た場合も現実と違う結果になります。つまり、シミュレーションは、地表気温などの限られた指標だけを再現したもので、信頼性に大きな疑問があるということです。
また、さらに、温暖化が災害の激甚化につながると言われていることにも疑義があります。
資料七を御覧ください。
こちらは、気象庁が発表している一九五〇年から二〇二三年までの年ごとの台風の発生数のデータです。これを見ますと、ほぼ横ばいか、どちらかというと近年は若干の減少傾向が見られます。
また、資料八は、台風の規模順のランキングです。十位以内には、最近のものだと二〇二二年が一つ載っているのみです。一九五〇から六〇年代のものが多くなっています。
もう一つ、最後に資料九を御覧ください。
同じく気象庁の年降水量偏差の経年変化のグラフです。ここ十五年ほどは降水量が平年と比べて多いのですが、その前の百年間ではかなりばらつきがあり、気温上昇に連動した増加傾向と断定するのは難しいものに見えます。
引用が長くなりましたが、これらを見ますと、人間の活動によるCO2排出が温暖化や災害激甚化につながるというIPCCの主張には疑義があるのではないかと思いますが、政府のお考えはいかがでしょうか。
352野野村竜一気象庁長官
お答え申し上げます。
まず、CO2濃度につきましてですけれども、世界気象機関の最新の報告書によりますと、世界のCO2の平均濃度は、二〇二〇年を含む最近十年間で見ますと、平均的に一年当たり二・五七ppm増加しています。ただし、この平均濃度の年ごと、年ごとの増加量を見てみますと、二〇一六年は約三・三ppmであったり、二〇一七年は約二・二ppmであったりするなど、年によって数十%の変動がございます。これは、CO2濃度の増加量が自然変動により毎年大きく変わり得ることを示しております。
一方、排出量でございますけれども、委員御指摘のとおり、二〇二〇年のCO2の…
この発言のページ
353櫻櫻井祥子(参政)
認識はされているということで、また二〇二〇年にはやはり変化は見られなかったということで、認識していただけているということは分かりました。
また、別の視点でもCO2削減について見ていきたいと思います。
資料三の日本のCO2削減目標を御覧ください。
紫の棒グラフ部分が日本の排出量実績で、少しずつ減少傾向にあり、これを順調だとみなす方もいらっしゃるかもしれません。
一方で、資料四を御覧ください。こちらは経団連が発表しているものです。
二〇二四年度の排出実績は、二〇一三年度と比較して二五%の削減となっています。しかし、その要因としては、三・七%がエネル…
この発言のページ
354
高市早苗(自民)内閣総理大臣
この経団連の資料ですが、二〇二二年度までの産業部門のCO2排出量減少の要因分析として、経済活動量の変化、すなわちこの減少の寄与度が大きいとしていますが、それは産業空洞化のみを指すものではなくて、産業構造の高度化ですとか運用プロセスの改善、そういった要素を含み得るものだと考えております。
私は、このGX政策を政府として進めておりますけれども、これはまた、新たな産業を生み、エネルギーの安定供給、経済成長、脱炭素、この同時実現に向けて、官民でまた国内投資を拡大する、そういった取組になっていくと思って期待をいたしております。
この発言のページ
- (上の発言)
355櫻櫻井祥子(参政)
国内投資を拡大するという言葉をいただけて、とてもよかったと思います。
次に、IPCCの報告と実際の観測データとの乖離を見ていきたいと思います。
IPCCの報告では、地球の気候変動シミュレーションを根拠として、温暖化は人類の出す温室効果ガスが原因である、人類の活動を加味しなければ現在の気温上昇を説明できないと主張しています。しかし、そのシミュレーションの詳細を示す論文にはこう書かれています。このシミュレーションは、CO2濃度倍増時の気温上昇が三度前後に抑えられるようにパラメーターをチューニングしたものであるとのことです。
ここで、資料六を御覧ください。
シミュレーションでは、過去の地表の平均気温は実際の過去の観測と近しくなっています。しかし、気候変動のシミュレーションであるのに、海面水温は事情が異なります。
グラフは海面水温の推移を示したものですが、太い黒線が実際の観測データ、その他のカラフルな線がIPCCで参照されているあまたのシミュレーションが示した海面水温です。これを見ると、ほとんどのシミュレーションが実際の観測よりかなり高い温度を示しており、現実と合っていません。同様に、地表ではなく上空気温を見た場合も現実と違う結果になります。つまり、シミュレーションは、地表気温などの限られた指標だけを再現したもので、信頼性に大きな疑問があるということです。
また、さらに、温暖化が災害の激甚化につながると言われていることにも疑義があります。
資料七を御覧ください。
こちらは、気象庁が発表している一九五〇年から二〇二三年までの年ごとの台風の発生数のデータです。これを見ますと、ほぼ横ばいか、どちらかというと近年は若干の減少傾向が見られます。
また、資料八は、台風の規模順のランキングです。十位以内には、最近のものだと二〇二二年が一つ載っているのみです。一九五〇から六〇年代のものが多くなっています。
もう一つ、最後に資料九を御覧ください。
同じく気象庁の年降水量偏差の経年変化のグラフです。ここ十五年ほどは降水量が平年と比べて多いのですが、その前の百年間ではかなりばらつきがあり、気温上昇に連動した増加傾向と断定するのは難しいものに見えます。
引用が長くなりましたが、これらを見ますと、人間の活動によるCO2排出が温暖化や災害激甚化につながるというIPCCの主張には疑義があるのではないかと思いますが、政府のお考えはいかがでしょうか。
356関関谷毅史環境省地球環境局長
お答えいたします。
IPCCは、最新の報告書において、人間活動が主に温室効果ガスの排出を通して地球温暖化を引き起こしてきたことには疑う余地がないとの結論を結論付けていると承知しております。これは、世界の第一線の研究者が気候のシミュレーションを含む一万四千件以上の文献について行った専門的な評価を根拠とするものです。引用した文献名は全て公表され、専門家や各国政府により透明性や客観性がある形で確認が行われていると承知しております。
また、我が国では、大雨、高温など極端な現象の発生頻度とその強度が増加しているということが確認されております。例えば、昨年夏の大…
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357櫻櫻井祥子(参政)
雨については、近年は確かに降雨量は増えているんですが、温暖化とのつながりがあるのかというのには疑義があるかと思います。また、IPCCで科学者の方々が適切に精査しているとのことですが、今私が申し上げた疑義もまた、科学者の方々が指摘しているものです。こうした反対意見は、妥当性があるにもかかわらず、反映されておりません。
済みません、ちょっと時間がないので、五、六、七番を飛ばさせていただいて、最後に総理にお伺いしたいと思います。
私は、効果に疑義のある脱炭素よりも、最初に質問させていただいた少子化対策の方が緊急度も重要性も高いのではないかと思います。少子化…
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358
高市早苗(自民)内閣総理大臣
GX推進のために必要な予算は、GX債発行による独自財源によって賄われております。少子化対策との関係で、どちらかを取ればどちらかを捨てなければならないという関係にはございません。どちらも大切な取組だと考えております。
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