赤澤亮正 (自由民主党)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

2026年7月13日・第221回国会 参議院 本会議 第28号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 16 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 51 発言)

後藤斎議員から、四問御質問をいただきました。

まず、クールジャパンの機構のこれまでの成果と課題の評価についてお尋ねがありました。

クールジャパン機構については、政策性や収益性の達成状況を評価するKPIが四つ設定されており、一番、他の企業の海外需要獲得等への貢献、二番、民間企業との連携、三番、機構の出資による民間資金の誘発という四つのうち三つのKPIについては、二〇二五年度末時点でいずれも目標を達成しております。

他方で、四つ目のKPIである累積損益については、二〇二五年度にマイナス五百四十億円となり、修正後計画における目標値マイナス四百二十六億円を下回ったことについて、経済産業省として重く受け止めております。

クールジャパン機構の今後の方向性についてお尋ねがありました。

二〇二二年十一月の財政制度等審議会財政投融資分科会で示された方針では、修正後計画における累積損益の目標値を下回った場合には、クールジャパン機構及び経済産業省は他の機関との統合又は廃止を前提に具体的な道筋を検討するとされています。

今般、二〇二五年度の累積損益マイナス五百四十億円が、先ほど申し上げたとおり、修正後計画における目標値マイナス四百二十六億円を下回ったことを踏まえ、経済産業省としては、早期に外部有識者による検討会を立ち上げ、その議論を踏まえて具体化してまいります。

ナフサに対する補助についてお尋ねがありました。

原油や石油製品は、日本全体として必要な量を確保できておりますが、引き続き、供給の偏りや流通の目詰まりが生じていると承知をしており、全力で対応しているところでございます。

御指摘のナフサに対する補助については、ナフサ以降のサプライチェーンが広範かつ多層にわたるため、最終需要家や消費者にとって直接的な効果が届きにくいと考えています。したがいまして、ナフサを燃料価格抑制策の対象に加えることは現時点で考えておりません。

川下の関連製品の価格の上昇については、ナフサ価格の上昇だけでは説明できないと考えています。川上のナフサに補助金を入れれば問題が解決するとも限らないため、川上と川中で供給見通しが共有されず供給量を制限している、あるいは事業者間のコミュニケーション不足から供給の偏り、流通の目詰まりが生じている、あるいは川下の実績以上の発注などの原因を一つ一つ解消していくことが必要であると考えています。

いずれにしても、国民の皆様の命と暮らしを守るべく、必要な措置については、あらゆる選択肢を排除せずに検討をしてまいります。

ナフサの備蓄についてお尋ねがありました。

ナフサの備蓄については、ナフサは、御案内のとおり、揮発性が高く、年単位の長期備蓄が難しいといった特性がございます。また、燃えやすい特性があり、備蓄するには消防規制に対応した特別な設備が必要となります。こうした特性を踏まえつつ、どのような方法で備蓄することが適切なのか、また、支援の必要性など、その在り方について引き続き検討してまいります。

その上で、検討内容については、予断を持ってお答えすることは差し控えさせていただきたいと考えます。(拍手)

〔国務大臣金子恭之君登壇、拍手〕

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