赤澤亮正 (自由民主党)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

2026年7月13日・第221回国会 参議院 本会議 第28号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 9 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 51 発言)

古賀之士議員から、五問御質問をいただきました。

まず、個別案件の撤退基準及び失敗の本質の国民への全面開示についてお尋ねがありました。

クールジャパン機構は、投資先の多くが非上場企業であるため、市場価格に基づく機械的な撤退基準を設けず、事業の進捗を踏まえて判断し、投資の継続や売却を行ってまいりました。

経済産業省としては、二〇二二年十一月の財政制度等審議会において示された方針に従い、クールジャパン機構の廃止又は統合を前提として今後検討を進める予定でございます。

まずは、外部有識者による検討会を早期に立ち上げ、累積損失拡大の要因について徹底的な検証を行い、その結果を公表してまいります。

クールジャパン機構に係る市場のトレンドと政策のミスマッチについてお尋ねがありました。

クールジャパン機構は、日本の文化、地域の特色を生かした商品の海外需要開拓を行う事業のうち、民間資金が十分に集まらない事業に対し、リスクマネーを供給するために設立されました。

こうした中、設立当初は、ゼロから事業を立ち上げる不確実性の高い事業に投資したことによる損失拡大に直面をいたしました。収益性の改善に取り組んでまいりましたが、これまでの累積損失を取り戻すほどの収益を上げられませんでした。

こういう状況となったことを重く受け止め、早期に民間有識者を交えた検討会を立ち上げ、徹底的に検証してまいります。

今後のコンテンツ海外展開支援についてお尋ねがありました。

官民ファンドによる支援については、今後、有識者検討会を立ち上げて検討することとしております。

その上で、経済産業省では、民間による融資を促進するため、完成保証のモデル構築などの資金調達環境の整備や、個人クリエーターから大規模な作品をプロデュースする制作会社まで、作品の作り手に対する支援を行っております。これらを含むコンテンツ産業支援を通じて、日本発のコンテンツの海外売上高を二〇三三年に二十兆円にする目標を達成してまいりたいと考えております。

官公需における価格転嫁の遅れ及び加速化プランの評価について、それぞれお尋ねがありました。

中小企業庁が先月二十六日金曜日に公表した中小企業三十万社に対する調査では、官公需における価格転嫁率は、委員御指摘のとおり、昨年度より三・九ポイント低い四八・四%となりました。

国や地方自治体が率先して価格交渉、転嫁に取り組むべきにもかかわらず、官公需の価格転嫁率が低下したことは誠に遺憾であります。国や地方自治体の価格転嫁への認識や対応が不十分だったのではないかと受け止めております。

このため、経済産業省では、官公需における価格転嫁・取引適正化加速化プランの達成に向けて、各府省庁や全ての地方自治体に対して取組状況の実態把握を毎年行い、その結果を公表してまいります。

加えて、今年度より新たに官公需に特化した受注側中小企業に対する調査も実施をし、発注者ごとに価格交渉、転嫁の状況を公表することで、国や地方自治体の対応改善につなげてまいりたいと考えております。(拍手)

〔国務大臣片山さつき君登壇、拍手〕

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