自由民主党の長谷川岳です。
私は、自民、維新を代表し、令和八年度一般会計予算案外二案に対し、賛成の立場から討論を行います。
冒頭、熟議の参議院において丁寧に審議を積み重ねることができたことに、藤川委員長、そして森本筆頭理事、そして各会派の皆様に深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。
参議院予算委員会は、衆議院議員選挙投票日翌日の二月九日から、青森県において、実質的な地方公聴会を兼ねた委員派遣を実施しました。
青森県東方沖地震で被災したむつ総合病院及び八戸港コンテナターミナルの被害や、復旧に向けた検討状況のほか、豪雪対策、原油、原材料価格、物価高騰影響、そして熊被害、ホタテの大量死、地方のインバウンドへの呼び込みなど、多岐にわたる分野についてお伺いしました。
さらには、委員会として、視察にとどまらず、関係省庁と連携し、スピード感のある復旧の工程表を作ることで、政府の具体的な対応を示すことができました。
衆議院議員総選挙直後の被災地域における迅速な活動を行えたことは、参議院の役割を体現するものであります。
以下、賛成する主な理由を申し述べます。
第一に、中東情勢の緊迫化への対応であります。
我が国は、原油や天然ガス等を約十九兆円輸入しており、特に原油の九割以上を中東地域に依存しております。こうした中、中東情勢の変動は、国民生活、経済活動に直接的かつ深刻な影響を与えるものであります。とりわけ、地方においてはその影響がより大きくなることも踏まえ、迅速かつ的確な対応が求められております。
高市政権においては、ガソリン価格の急激な高騰に対する補助や備蓄石油の放出、中東情勢関係閣僚会議の開催など、関係省庁による連携した対応がスピード感を持って進められております。また、外交努力を通じてエネルギー不安の払拭にも取り組むなど、緊張感とスピード感を兼ね備えた対応が講じられております。
本予算案には、予備費の活用及び経済安全保障、エネルギー安全保障の観点からのAI・半導体分野への支援、重要鉱物供給源の多角化等のための戦略的経費などが盛り込まれており、海外依存度が高い我が国の資源調達構造に変革をもたらすことが期待されています。
第二に、国家の経済産業政策の転換を的確に捉えている点です。
世界銀行の提言によると、従来の市場に委ねる新自由主義的な政策から、国家を挙げた官民連携による戦略的投資や需要創出を通じて成長を実現する経済産業政策の新機軸へと産業政策は移行しております。
本予算案は、こうした世界的な潮流を十分に認識し、責任ある積極財政の下、戦略十七分野への重点投資を行い、国際競争力の強化を図るものであると評価することができます。
第三に、地域の未来を切り開く視点が明確に示されている点であります。
地方の活力はすなわち日本の活力であるという考え方に立ち、地域資源を最大限生かした産業政策を進めており、産業、エネルギー、インフラを一体的に整備するなど、地域未来戦略を推進する施策が十分に盛り込まれており、地域に新たな展望をもたらすものと考えております。
第四に、安全保障環境の変化に対応した防衛力強化が図られている点です。
従来の事態対応型から新たな抑止力が求められており、無人機、新領域への対応を含めた防衛力整備は不可欠であります。
本予算案には、将来の防衛力の中核となるスタンドオフ防衛能力や無人アセット防衛能力の強化が盛り込まれており、我が国を守り抜くための実効性ある抑止力の構築を図るものとなっております。
以上、今回の予算案は、戦略的財政出動を通して強い経済を構築する、我が国の将来に責任を持つ予算案であると評価をいたします。
最後に申し上げます。
高市総理の総務大臣御在任中、私は、副大臣、政務官として、二年にわたりお仕えをいたしました。高市総理の委員会答弁に対するこだわりの深さ、特に質疑者が求めている言葉、気持ちや心が伝わる言葉を究極に探求され、勤勉さと誠実さを自らに課し、時には鬼気迫る勢いで徹夜を超え、二徹、三徹までいとわず臨まれる姿を見ておりました。この総理の鬼気迫る思いが、外交における世界のトップリーダーのセンサーに反応し、日本の全く新しい外交力をつくっているのだと私は思います。
どうぞ総理におかれましては、健康に留意され、これから長く続く外交日程の成功と熟議の参議院における更なる充実した審議をお願い申し上げ、賛成討論といたします。(拍手)
6
関口昌一議長
三案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。森本真治君。
〔森本真治君登壇、拍手〕
この発言のページ
7森森本真治(立憲)
立憲民主・無所属の森本真治です。
私は、会派を代表して、政府提出の令和八年度予算三案に反対の立場から討論いたします。
本予算については、その内容に先立ち、予算審議をめぐる政府の姿勢そのものが問われなければなりません。こうした点も含め、予算の妥当性を検証する観点から、以下三点について申し上げます。
第一に、予算審議の在り方についてです。
本予算は、一般会計歳出総額が過去最大の百二十二兆円に達する内容となったこと等を踏まえ、例年以上に丁寧かつ十分な審議が求められるものでありました。しかしながら、衆議院では、与党による強権的な委員会運営の下、審議時間の…
この発言のページ
8
関口昌一議長
長谷川岳君。
〔長谷川岳君登壇、拍手〕
この発言のページ
- (上の発言)
9
長谷川岳(自民)
自由民主党の長谷川岳です。
私は、自民、維新を代表し、令和八年度一般会計予算案外二案に対し、賛成の立場から討論を行います。
冒頭、熟議の参議院において丁寧に審議を積み重ねることができたことに、藤川委員長、そして森本筆頭理事、そして各会派の皆様に深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。
参議院予算委員会は、衆議院議員選挙投票日翌日の二月九日から、青森県において、実質的な地方公聴会を兼ねた委員派遣を実施しました。
青森県東方沖地震で被災したむつ総合病院及び八戸港コンテナターミナルの被害や、復旧に向けた検討状況のほか、豪雪対策、原油、原材料価格、物価高騰影響、そして熊被害、ホタテの大量死、地方のインバウンドへの呼び込みなど、多岐にわたる分野についてお伺いしました。
さらには、委員会として、視察にとどまらず、関係省庁と連携し、スピード感のある復旧の工程表を作ることで、政府の具体的な対応を示すことができました。
衆議院議員総選挙直後の被災地域における迅速な活動を行えたことは、参議院の役割を体現するものであります。
以下、賛成する主な理由を申し述べます。
第一に、中東情勢の緊迫化への対応であります。
我が国は、原油や天然ガス等を約十九兆円輸入しており、特に原油の九割以上を中東地域に依存しております。こうした中、中東情勢の変動は、国民生活、経済活動に直接的かつ深刻な影響を与えるものであります。とりわけ、地方においてはその影響がより大きくなることも踏まえ、迅速かつ的確な対応が求められております。
高市政権においては、ガソリン価格の急激な高騰に対する補助や備蓄石油の放出、中東情勢関係閣僚会議の開催など、関係省庁による連携した対応がスピード感を持って進められております。また、外交努力を通じてエネルギー不安の払拭にも取り組むなど、緊張感とスピード感を兼ね備えた対応が講じられております。
本予算案には、予備費の活用及び経済安全保障、エネルギー安全保障の観点からのAI・半導体分野への支援、重要鉱物供給源の多角化等のための戦略的経費などが盛り込まれており、海外依存度が高い我が国の資源調達構造に変革をもたらすことが期待されています。
第二に、国家の経済産業政策の転換を的確に捉えている点です。
世界銀行の提言によると、従来の市場に委ねる新自由主義的な政策から、国家を挙げた官民連携による戦略的投資や需要創出を通じて成長を実現する経済産業政策の新機軸へと産業政策は移行しております。
本予算案は、こうした世界的な潮流を十分に認識し、責任ある積極財政の下、戦略十七分野への重点投資を行い、国際競争力の強化を図るものであると評価することができます。
第三に、地域の未来を切り開く視点が明確に示されている点であります。
地方の活力はすなわち日本の活力であるという考え方に立ち、地域資源を最大限生かした産業政策を進めており、産業、エネルギー、インフラを一体的に整備するなど、地域未来戦略を推進する施策が十分に盛り込まれており、地域に新たな展望をもたらすものと考えております。
第四に、安全保障環境の変化に対応した防衛力強化が図られている点です。
従来の事態対応型から新たな抑止力が求められており、無人機、新領域への対応を含めた防衛力整備は不可欠であります。
本予算案には、将来の防衛力の中核となるスタンドオフ防衛能力や無人アセット防衛能力の強化が盛り込まれており、我が国を守り抜くための実効性ある抑止力の構築を図るものとなっております。
以上、今回の予算案は、戦略的財政出動を通して強い経済を構築する、我が国の将来に責任を持つ予算案であると評価をいたします。
最後に申し上げます。
高市総理の総務大臣御在任中、私は、副大臣、政務官として、二年にわたりお仕えをいたしました。高市総理の委員会答弁に対するこだわりの深さ、特に質疑者が求めている言葉、気持ちや心が伝わる言葉を究極に探求され、勤勉さと誠実さを自らに課し、時には鬼気迫る勢いで徹夜を超え、二徹、三徹までいとわず臨まれる姿を見ておりました。この総理の鬼気迫る思いが、外交における世界のトップリーダーのセンサーに反応し、日本の全く新しい外交力をつくっているのだと私は思います。
どうぞ総理におかれましては、健康に留意され、これから長く続く外交日程の成功と熟議の参議院における更なる充実した審議をお願い申し上げ、賛成討論といたします。(拍手)
10
関口昌一議長
浜野喜史君。
〔浜野喜史君登壇、拍手〕
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11
浜野喜史(国民)
国民民主党の浜野喜史です。
会派を代表し、令和八年度予算案に対し、反対の立場から討論いたします。
一つ目の反対理由は、予算案は、責任あるという考え方に引っ張られたのか、積極財政の名に値しない緊縮的財政の予算となってしまっていることです。
日本経済の状況について、高市総理は、足下では賃上げ率が二年連続で五%を上回るなど、長く続いたコストカット型経済から、その先にある新たな成長型経済へと移行する段階まで来ていると思っておりますと説明されました。三十年余りの経済停滞を脱出できていないと認めておられるわけです。
経済停滞の中での予算であるにもかかわらず、…
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12
関口昌一議長
窪田哲也君。
〔窪田哲也君登壇、拍手〕
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