そんな、一般に事件がたくさんあります、忙しいですなんという話を聞いているんじゃないんですよ。冤罪事件で、冤罪事件だと、再審請求が起こっている。争点ははっきりしている。その争点について無罪証拠を検察官は隠しているという事件について、上司は知りませんでしたで済まされますかということです。そもそも知っていたんじゃないですかということです。この報告書では五人、六人とかという話になっているけど、そんなことがあるかと。
第二次再審請求ではどうか。この報告書には、二百八十五点を開示していくというプロセスで上司に相談しましたというふうになっているんですけどね。その開示するときに初めてやったんですか、相談を。それ、うそなんじゃないですか。だって、第一次再審請求が開始決定がされたんですよ。これに対して皆さんは、検察は無罪証拠を握ったまま争った。だから、ひっくり返った。第二次再審請求でやっとこさ出さざるを得なくなった。そのときに初めて上司に相談しましたなんて、あり得ますか。最高検は知りませんでしたとまで書いてある。うそなんじゃないですか。
全件記録を、一件記録を全部移動させていたかどうかは分かりません。けれど、大争点でしょう。一審の証人尋問のときからそこが争われているでしょう。なのに、それを、もう出さざるを得ません、裁判所から、出さなかったら証拠開示命令出しますと。そこに、名古屋高検全部で争っていると、検察は拒否していると書きますよと迫られたから、出します、出さざるを得ません。そこまで相談しない、検察組織として共有しない、あり得ないんじゃないですか。どうなんですか。
86
平口洋(自民)法務大臣
検察の活動でいろいろと反省しなきゃいけないという点は御指摘のとおりだと思います。
検察の捜査活動、捜査・公判活動が適正に行われなくちゃいけないということは当然であります。「検察の理念」において、繰り返しませんけれども、そういうところはきちんとうたわれているところでございまして、そのような方法でやりたいというふうに思っております。
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87
仁比聡平(共産)
戦前の暗黒裁判じゃないんですよ。戦後八十年、死刑を含む幾多の冤罪が繰り返されてきた。それ、大臣、今反省するって一体何の意味があるんですか。
そうした認識の下で、福井女子中学生殺害事件の名古屋高検の調査報告書、調査結果報告書四十四ページには、担当検察官、それからその上司を含めた検察がどう事件に向き合っているのかということについて記載している部分があるんですね。福井事件の第一次再審請求に直接関与した検察官らの上司について、決裁官が個々の事件記録の隅々まで精読、検討することは事実上困難であるというふうに書いてあるんですよ。
私、本当かと思うんですよね。だっ…
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88佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
まず、一般論として申し上げますと、検察官は、委員御案内のとおり、個々の検察官に検察官としての権限があるわけでありますけれども、検察当局におきましては、そうはいいながらも、個別事件について、適正、妥当かつ公平な検察権行使を実現するとともに、上司による決裁を通じた部下検察官の指導、育成を図るといった観点から決裁制度が設けられているところでございます。
その上で、個別事件の決裁におきまして、部下検察官が担当する事件記録の内容を上司がどの程度把握するかにつきましては、個々の事件の内容や訴訟経過などによって大きく異なるものでございまして、一…
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- (上の発言)
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仁比聡平(共産)
そんな、一般に事件がたくさんあります、忙しいですなんという話を聞いているんじゃないんですよ。冤罪事件で、冤罪事件だと、再審請求が起こっている。争点ははっきりしている。その争点について無罪証拠を検察官は隠しているという事件について、上司は知りませんでしたで済まされますかということです。そもそも知っていたんじゃないですかということです。この報告書では五人、六人とかという話になっているけど、そんなことがあるかと。
第二次再審請求ではどうか。この報告書には、二百八十五点を開示していくというプロセスで上司に相談しましたというふうになっているんですけどね。その開示するときに初めてやったんですか、相談を。それ、うそなんじゃないですか。だって、第一次再審請求が開始決定がされたんですよ。これに対して皆さんは、検察は無罪証拠を握ったまま争った。だから、ひっくり返った。第二次再審請求でやっとこさ出さざるを得なくなった。そのときに初めて上司に相談しましたなんて、あり得ますか。最高検は知りませんでしたとまで書いてある。うそなんじゃないですか。
全件記録を、一件記録を全部移動させていたかどうかは分かりません。けれど、大争点でしょう。一審の証人尋問のときからそこが争われているでしょう。なのに、それを、もう出さざるを得ません、裁判所から、出さなかったら証拠開示命令出しますと。そこに、名古屋高検全部で争っていると、検察は拒否していると書きますよと迫られたから、出します、出さざるを得ません。そこまで相談しない、検察組織として共有しない、あり得ないんじゃないですか。どうなんですか。
90佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
御指摘の事件の調査結果報告書におきましては、委員の今御指摘のあったような形になりますけれども、第二次再審請求審を担当した検察官、これP18というふうに名前が付いておりますが、問題となった捜査報告書の内容が従前の検察官の主張及び証拠とそごすることを認識し、裁判所の意向を踏まえて、上司にも報告、相談の上で問題となった捜査報告書を開示することとしたと指摘されているところでありますが、それ以上にその上司による事件記録の確認状況等について言及されておりませんので、今、法務当局としてお答えすることは困難であるということでございます。
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仁比聡平(共産)
今回のこの名古屋高検の報告書というのは、逆にそれまでの間、組織ぐるみで隠してきたということを覆い隠すためにごまかしているんだと思いますよ。恐ろしいことだと思いませんか、大臣。だって、冤罪が争われ、無罪証拠を握っている。それがこんなに、三十八年も雪冤に掛かるってね。その証拠知っていて、それ出さないという、その活動を今もなお真相を明らかにしようとしないと。
この検察のこの調査報告書、大臣、これやり直させなきゃいけないんじゃないですか、真剣に検証しなきゃいけないんじゃないですか。第三者による検証、私は必要だと思いますが、大臣、どうですか。
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平口洋(自民)法務大臣
今般、検察当局が公表した調査結果報告書においては、確定審並びに第一次再審請求審に関与した検察官のうち、少なくとも一部の検察官が、従前の主張とそごするというふうに認識しながら、適切な是正措置を講じなかったことというのが認められているところでございます。
御指摘の調査については、最高検の調査の下、名古屋高検において実施し、その結果を踏まえて報告書を取りまとめ、最高検の了承を得て公表したものでありまして、検察当局以外の第三者は調査に関与していないものと考えております。
いずれにしても、名古屋高検としては、このような総括をして公表したということでございます。
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