上山泰新潟大学法学部教授

2026年6月11日・第221回国会 参議院 法務委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 68 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 110 発言)

御質問ありがとうございます。

三つ申し上げたいと思います。

委員御懸念の点は私も全く同感するところでございます。その上で三点ということですが、一つは、広域連携という仕組みを推し進める必要があるだろうというふうに考えています。つまり、非常に小規模な自治体にとって、おまえの町だけで何とかしろというふうに言われても、これは人材不足甚だしいところかと思いますので、ある程度地域でまとまりを持って対応していくということも検討する必要があるかと。そのときに、各市町村の自主的な判断だけに委ねているとなかなか先に議論が進まない気もいたしますので、ここでは都道府県が積極的にバックアップをしていくということが極めて重要ではないかというふうに感じております。

二点目ですけれども、例えば支援業務の中でICTを用いることによって効率化できる部分というのはあり得るのだろうと。実際、その現場の中でたくさんの書類を作らなければいけないとか、実際には御本人と会って御本人とコミュニケーションを取りたいのに、書類作成に追われてしまって一番肝腎なことができていないんだという声はよく聞くところでございます。この点は本末転倒ということになりますので、使える技術は使っていくというのが一つあり得る話だろうと思います。

最後、三点目ですが、今、久保参考人からもお話がありましたように、今後重要になってくるのが地域における法人後見の育成ということかと思います。どうしても全国、この領域に限らず人手不足なのはもうこれは構造的な課題ですので、法人格の有無にかかわらず、組織的に地域の中で支援できる中核的な支援団体というものが各地にできていかないと、これは安心して利用できる体制にはなかなかつながらないのではないかというように感じております。

以上でございます。

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