西川芳昭龍谷大学経済学部教授

2026年7月14日・第221回国会 参議院 農林水産委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 23 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 87 発言)

ありがとうございます。

ゆきむすび、宮城県の品種は私も大好きな品種で、なかなか食べることができない、遠くに住んでおりますと食べることができないんですけれども。

まず、開発の段階において、先ほど長野県の方の話もありましたけど、いろんなその状況、寒い、暑いとありますが、いろんな状況に対応できる品種を県の試験場が持っていたといいましょうか、ストックとして持っていて、その中で、鬼首と言います、これ鳴子なんですけれども、大崎市の一地域の人たちがこの品種を作りたいというふうに言ったときに対応することができた。それだけの、別に余裕というか、余っていたわけじゃないんですけれど、それを限られた予算、人員の中で維持していて、奨励品種に懸けようということは、需要が見込まれていなかったんですけれども、でも、可能性といいますか、将来の可能性で維持していて、そこに農家の人たちが実際にやってきて、これを試したいと。そのときに試験場も対応し、実際に現地での試験も協力してやっていますし、それから県の普及とかも協力して、実際に、じゃ、本当に規模は少ない、種子の需要は少ないけれども、当時まだ種子法がありましたので、奨励品種にして必要な供給をしようということが行われたというのがまず一つだと思います。

それと、何よりも、お米作って食べる人がいないといけないわけですから、こちらのゆきむすびの場合は、当時本当にお米の価格が一万二千円とかそういうところの状態のときに二万四千円で消費者が買い取るような、そういうシステムを作っていく、それを先ほどCSAというふうな形で、地域支援型農業というふうにお話ししたんですけれども、生産者がいて、それで消費者がいて、しかも消費者がもう確実にその購入を約束するということで生産者を支えていった。

したがって、その種を作っていく公的な試験場の存在と、生産をしたいと言っている地域の農家の人たちと、それを支えたいと言っている消費者というこの三者が、もっとほかにも関係者はいるんですけれども、主要な関係者としてはその三者が連携することになって、しかも、それ以外に、都会から、鳴子の米プロジェクトの場合は、実際に田植とかそういうときに、宮城県外からも実際に田植とか稲刈りとかそういうときに参加してその農の営みというものを実際に共に体験していこうというふうな、消費者が継続的に関わっているという、これが仕組みとしてすごく必要なことだと思います。

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