国民民主党・新緑風会の堂込麻紀子です。
会派を代表しまして、国旗の損壊等の処罰に関する法律案に賛成の立場から討論を行います。
まず、我が党は、日本の国旗は守るべきであるという基本的な認識を有しているところでございます。
国旗損壊罪の創設に係る世論調査の結果を見ますと、いずれも過半数が賛成の回答をしていることから、多くの国民からも要請をされているものと受け止めております。また、地方議会からの意見書につきましても、国旗損壊罪法案の早期創設を求める声、寄せられているということも承知をしております。
一方で、本法律案に対しては、国民の内心の自由及び表現の自由を侵害するおそれがあるほか、罪刑法定主義の観点からも問題がある等の懸念が表明されているところであります。
これらの懸念も踏まえ、与党から提案のあった法律案では、国旗の損壊行為を処罰の対象とするだけではなく、国旗の損壊している様子を事後的に配信するという配信行為にまで処罰対象が及んでおりましたが、表現の自由を侵害するおそれがあるものであり、我が党の求めにより全面的に削除していただきました。
また、憲法第三十一条を根拠とする罪刑法定主義の明確性の原則の観点から、何が罪で何が罪でないのか分かりにくいという点については、三年後の見直し規定を設けることにより、実施の状況を踏まえ、将来的に罪刑法定主義を更に担保していくこととしたことに加え、国民民主党が本法律案の共同提出者として加わったことで、立法者としての質疑の中で何が処罰の対象となるのかならないのか、具体的事例を示しながら裁判規範となるような答弁を行うことで、その外延を画していくこととしました。
つまり、我が党は、責任ある野党として、憲法上の権利、自由を守る観点から、法文の修正協議に加わるとともに、自ら懸念に対する説明責任を負うということで歯止めを掛けていく役割を果たすことを選択いたしました。
また、衆参両院の質疑を通じて、国民民主党は、本法律案で創設する国旗損壊罪に該当し得る例や、逆に基本的に処罰対象にならないのではないかという行為について具体例をお示しすることに努めてまいりました。
さらに、参考人質疑では、本法律案に賛成の立場の参考人から、現代では、SNSを通じて相手国社会の分断をあおり、国民の相互不信、これを増幅させる認知戦、そして影響力工作が平素から行われており、国旗を公然と損壊する画像、映像がこの認知戦において極めて有効な弾薬となるとした上で、SNS時代には、国旗への多様な思い、多様な感情を抱く国民が対立を増す、このようなこと、ないため、これ以上、これまで以上に事前に国旗をめぐる自由の境界を明示すること、これは国家のリスクマネジメントとしても当然の要請であるとの意見が示されていました。こうした点にも本法律案の意義はあるのだというふうに考えております。
一方で、本法律案に慎重な立場の委員や参考人などからは、本法律案には依然として曖昧さや、また憲法上の懸念が残るといった厳しい御指摘もいただいているのは存じております。これらは、本法案の提出者となった我が党としても、真摯に、誠実に受け止める必要があるというふうに考えております。
また、実際の運用状況や施行後に社会に与える影響などについて課題が生じることも考えることができます。本法律案では国民民主党の要望で三年後見直しの規定が掛けられていることから、政府には、国旗損壊の発生状況や運用上の課題を整理していただき、罪刑法定主義や表現の自由の憲法上の懸念などが今以上にクリアになるように必要な措置がとられることが望まれることを申し上げまして、討論を終わります。
187
北村経夫(自民)
暫時休憩いたします。
午後二時四十三分休憩
─────・─────
午後二時五十七分開会
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188
北村経夫(自民)
ただいまから内閣委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、国旗の損壊等の処罰に関する法律案を議題といたします。
他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
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189
塩村あやか(立憲)
立憲民主・無所属の塩村あやかです。
私は、会派を代表し、国旗損壊等処罰法案に対しまして、断固反対の立場から討論を行います。
そもそも、他人の所有する国旗を公然と損壊する行為は、既存の器物損壊罪や業務妨害罪などで既に処罰の対象となっています。しかし、本法案は、自己所有の国旗の損壊までも対象とし、国旗そのものではなく、国旗を大切に思う国民感情を保護するとして、新たな刑罰を設けようとするものです。国旗を大切に思う感情は尊重されるべきですが、これを刑罰という重い制裁を用いて保護しようとする発想には、極めて重大な危惧を抱かざるを得ません。
先日の参考人質疑に…
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- (上の発言)
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堂込麻紀子(国民)
国民民主党・新緑風会の堂込麻紀子です。
会派を代表しまして、国旗の損壊等の処罰に関する法律案に賛成の立場から討論を行います。
まず、我が党は、日本の国旗は守るべきであるという基本的な認識を有しているところでございます。
国旗損壊罪の創設に係る世論調査の結果を見ますと、いずれも過半数が賛成の回答をしていることから、多くの国民からも要請をされているものと受け止めております。また、地方議会からの意見書につきましても、国旗損壊罪法案の早期創設を求める声、寄せられているということも承知をしております。
一方で、本法律案に対しては、国民の内心の自由及び表現の自由を侵害するおそれがあるほか、罪刑法定主義の観点からも問題がある等の懸念が表明されているところであります。
これらの懸念も踏まえ、与党から提案のあった法律案では、国旗の損壊行為を処罰の対象とするだけではなく、国旗の損壊している様子を事後的に配信するという配信行為にまで処罰対象が及んでおりましたが、表現の自由を侵害するおそれがあるものであり、我が党の求めにより全面的に削除していただきました。
また、憲法第三十一条を根拠とする罪刑法定主義の明確性の原則の観点から、何が罪で何が罪でないのか分かりにくいという点については、三年後の見直し規定を設けることにより、実施の状況を踏まえ、将来的に罪刑法定主義を更に担保していくこととしたことに加え、国民民主党が本法律案の共同提出者として加わったことで、立法者としての質疑の中で何が処罰の対象となるのかならないのか、具体的事例を示しながら裁判規範となるような答弁を行うことで、その外延を画していくこととしました。
つまり、我が党は、責任ある野党として、憲法上の権利、自由を守る観点から、法文の修正協議に加わるとともに、自ら懸念に対する説明責任を負うということで歯止めを掛けていく役割を果たすことを選択いたしました。
また、衆参両院の質疑を通じて、国民民主党は、本法律案で創設する国旗損壊罪に該当し得る例や、逆に基本的に処罰対象にならないのではないかという行為について具体例をお示しすることに努めてまいりました。
さらに、参考人質疑では、本法律案に賛成の立場の参考人から、現代では、SNSを通じて相手国社会の分断をあおり、国民の相互不信、これを増幅させる認知戦、そして影響力工作が平素から行われており、国旗を公然と損壊する画像、映像がこの認知戦において極めて有効な弾薬となるとした上で、SNS時代には、国旗への多様な思い、多様な感情を抱く国民が対立を増す、このようなこと、ないため、これ以上、これまで以上に事前に国旗をめぐる自由の境界を明示すること、これは国家のリスクマネジメントとしても当然の要請であるとの意見が示されていました。こうした点にも本法律案の意義はあるのだというふうに考えております。
一方で、本法律案に慎重な立場の委員や参考人などからは、本法律案には依然として曖昧さや、また憲法上の懸念が残るといった厳しい御指摘もいただいているのは存じております。これらは、本法案の提出者となった我が党としても、真摯に、誠実に受け止める必要があるというふうに考えております。
また、実際の運用状況や施行後に社会に与える影響などについて課題が生じることも考えることができます。本法律案では国民民主党の要望で三年後見直しの規定が掛けられていることから、政府には、国旗損壊の発生状況や運用上の課題を整理していただき、罪刑法定主義や表現の自由の憲法上の懸念などが今以上にクリアになるように必要な措置がとられることが望まれることを申し上げまして、討論を終わります。
191窪窪田哲也(公明)
公明党の窪田哲也です。
会派を代表して、国旗損壊処罰法案に反対の立場から討論します。
私は、国旗を心から大切に思う一人です。しかし、国旗を傷つける行為に刑罰を科さねばならないような根拠は乏しく、法案は不要と考えます。
本来、人に刑罰を科すような重い法案は、法制審議会で徹底的に議論し、閣法として国会提出され、正常かつ慎重、十分な国会審議を経て成立されるべきものです。そもそも、刑罰は国家による最も強い権力行使であり、極めて慎重であるべきです。他の手段で利益を守れない場合に限り、最終手段として必要最小限で用いるべきです。法案は国旗を大切に思う国民感情の保…
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192大大津力(参政)
参政党の大津力でございます。
私は、国旗の損壊等の処罰に関する法律案に対し、賛成の立場から討論を行います。
国旗は、その国の歴史、伝統文化、主権、そして国民統合を象徴する存在であり、多くの国民にとって特別で大切な意味を持つものでございます。
我々参政党は、国旗を汚損する行為によって実際に被害を受けてまいりました。政策への反対や政党への批判といった表現の自由は尊重されるべきですが、国旗を公然と冒涜する行為までが無制限に許容される社会であってはなりません。だからこそ、我が党は、この問題を単なる感情論ではなく、法制度上の問題、課題と捉え、いち早く独自法案…
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193
大門実紀史(共産)
日本共産党の大門実紀史です。
会派を代表して、国旗損壊処罰法案に反対の討論を行います。
反対する理由は、本法案が憲法で保障された内心の自由、表現の自由を侵害し、罪刑法定主義にも反する憲法違反の法案だからです。
本法案は、国旗を大切に思う国民感情を保護することを理由に、国旗に手を加える行為に刑事罰を科すものです。しかし、国旗にどのような感情を持つかは個人の自由です。とりわけ、日の丸はかつての侵略戦争のシンボルとされた歴史を持つものであり、国民の思いは一様ではありません。にもかかわらず、本法案は、刑罰によって特定の価値観を押し付け、国旗を大切に思う感情…
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