伊勢崎賢治 (れいわ新選組)

2026年6月2日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 144 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 157 発言)

今日はいらっとしませんので、御心配なく。

今ちょうど大門先生の質疑の中でデュアルユースのことが出てきたんですけど、ちょっと思い付いたことがありまして、これは非常に厄介な言葉でございまして、現代の先端技術、例えばAI、量子、それとかバイオ、ロボティクスまで、このほとんど全てがデュアルユースでございます。

私は東京外国語大学で教えていたでしょう、あれ完全に文化系の大学ですよね。語学とか地域研究、これもかつてはこれ諜報活動の源泉ですから、これもやっぱりデュアルユースなんですよね。そういうふうに片付いてしまうわけです。だから、デュアルユースだからって言い訳すれば、大学で行われているあらゆる研究に防衛資金を流し込んで、これ安全保障の論理、つまり守秘義務とかクリアランスの網を掛けることが可能になってしまうんですね。これが研究の現場からの視点なんです。今日はそこに絞ってお話、質疑したいと思います。

本法案は、指定基金協議会などを通じて先端研究領域にまでセキュリティークリアランスや守秘義務といった政府の関与を広げようとしております。これは実質的な、再三申し上げますけど、研究の現場から見ると、これは知の動員となり、研究現場の萎縮を招きかねません。

ここで、同盟国アメリカの試みをちょっと御紹介したいと思います。

アメリカでは、一九八五年、これレーガン政権のときですね、これ以来、大統領指令、これNSDDといいます、ナショナル・セキュリティー・ディシジョン・ダイレクティブというんですけれども、これの百八十九号により、基礎研究の成果は原則として国家安全保障上の制限や守秘義務から除外されるという原則を明確に規定し、研究者の萎縮を防いでおります。これ現在まで有効です、これ。

小野田大臣、済みません、伺います。日本においても同様の、こうやって除外規定を、つまり研究者を萎縮させない、こういう除外規定が必要だと僕は考えますけれども、現法案では担保されているのでしょうか。

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