大門実紀史 (日本共産党)

2026年6月2日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 141 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 157 発言)

じゃ、私が答えますね。

話せば長くなるんですけど、要するに、二〇一八年のトランプの第一次政権のときに、中国のあれはEVですかね、電気自動車ですかね、そういうものに一〇〇%の関税掛けたり、バイデンのときには更に厳しく中国封じ込めいろいろやって、トランプに話をしますと、この間でいえば、一〇〇%超の関税を中国に掛けるとか、あるいは半導体、AIなどデュアルユースを含むハイテク分野における中国封じ込めというのは非常に強化すると。日本もそれに協力しろということを言われてきているわけですね。

ところが、中国はなかなかしたたかでございまして、貿易相手を、二〇一八年のトランプ第一次政権のときからですけれども、シフトをして変えてきているんですね。それまではアメリカが一番の輸出先だったんですけれども、アジアやEUに変えてきておりまして、二〇一八年当時はアメリカが一番だったんですね、中国の輸出相手国。今、一番はASEANですよね。二番目がEUで、アメリカは三番目になっております。つまり、対米輸出が減った分をアメリカ以外の国で切り替えてきていると。むしろ貿易黒字そのものは伸ばしているんですよね。なかなかアメリカがやろうと思っても効いていないわけです。

貿易額だけじゃなくて、もう簡単にしておきますけど、ハイテク分野においても中国の封じ込めは成功しておりません。二〇二五年の中国の輸出項目見ますと、最も高い成長率記録したのは精密機器、ロボット、クリーンエネルギーなど、AI関連含めてハイテクですよね。しかも、中国は、ASEANとの経済連携を強化して、FTA三・〇とか、つまりASEANとの貿易額をずっと増やしてきているんですよね。

ですから、中国を封じ込めしようと思ってアメリカがいろいろやっても、なかなかしたたかに中国が動いて効果が生まれていないというふうに、これは客観的に言えるんではないかと思うんですけれども。

これは参考人ならいろいろ聞いておられると思うんですが、せっかく座っておられるんで、参考人の御認識はいかがですか。

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