藤井宣明公正取引委員会事務総局官房政策立案総括審議官

2026年4月2日・第221回国会 参議院 国土交通委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 110 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 162 発言)

お答えいたします。

本年一月から施行された取適法、改正下請法では、荷主と運送事業者との取引が適用対象に追加されたほか、協議に応じない一方的な代金決定などが禁止行為に追加されました。さらに、公正取引委員会、中小企業庁、事業所管省庁が連携した面的執行の強化を図る観点から、事業所管大臣にも指導、助言の権限が与えられたところでございます。

トラック運送業における価格転嫁の実効性を確保するためには、国土交通省を始めとする関係省庁との連携が重要と考えております。連携に関する取組の一環としまして、公正取引委員会は、国土交通省のトラックGメンと連携いたしまして、取適法の違反行為未然防止の観点から、荷主事業者の営業所や全国の高速道路のサービスエリアなどにおいて合同パトロールを実施しております。また、中小企業庁と連携し、運送事業者間の取引に関して集中調査を実施しております。

さらに、関係省庁の連絡会議というものを開催しておりまして、執行連携を進めるための実務的な意見交換を行ったり、取適法の調査手法に関するマニュアルを公正取引委員会において作成し、これを用いた事業所管省庁向けの研修を開催するなどして、法執行のノウハウを共有し、取適法の面的執行が実効的なものとなるように取り組んでおります。

加えて、取適法の実効性を確保するためには改正法の内容とか法運用に関する考え方を事業者の皆様にもしっかり知っていただくということが重要であると考えておりまして、そのための周知、広報を大規模に進めてきたところです。具体的には、国土交通省や全日本トラック協会と連携した説明会、全国四十七都道府県での説明会などを実施しております。

公正取引委員会としましては、引き続き違反行為には厳正に対処するとともに、周知、広報の取組も進めることで適切な価格転嫁や取引の適正化が図られるよう取り組んでまいりたいと考えております。

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