じゃ、まず、宮本大使から。
どうも初めまして、伊勢崎です。外大でずっと教鞭執っていまして、今ここにおりますけれども、どうも済みません。先ほど安全保障専門家って言われたんで、ぎくっとしまして、一応それが専門なんですけど、済みません。
お話に出てきた共通の理解、日中のですね、国際法上の概念、これもまた僕の専門なんですけど、コンドミニアムという概念がありまして、これは、特定の領域、例えば係争地ですよね、領海でも同じですけれども、これに対して、この領有権を分かつのではなくて、複数の国家が対等な立場で統治権を共同行使するという共同統治ですね。若しくは共同開発、共同管理というまでに拡大することがあるんですけれども、歴史上、成功例少ないですね。だけど、数少ない事例はあるんですね。
それに近いものの一つとして、そのときに大使をやられていたと思うんですけれども、福田政権のときに、御存じのように、御案内のように、東シナ海の平和、協力、友好の海にするというこれ合意ありましたよね。二〇〇八年ですか、東シナ海のガス田の共同開発ですよね、これがこの国際法上の概念、今御紹介したコンドミニアムというこの概念に非常に近い、近年起こった一つの好例だと思うんですけれども、挫折しましたですよね。そのとき日本で起きたことは、僕もちょっと覚えているんですけれども、中国で何が起きたのか、それをちょっと御説明願えればと思います。
それで、御案内のように、現在、中国側は中間線で構造物を造っておりますよね。日本はしていませんけどね。いわゆるこの共同開発の精神から遠ざかって、既成事実化が進んでおります。この互恵的な共同開発という、何か非常に貴重なこの試みが完全に消えてしまったのか、あのときに何が中国に起きたかも含めて、これをまた復活させるチャンスはあるのかということに対して御意見いただければと。
45宮宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長
私は一九九〇年代の半ばにアトランタで総領事していまして、あれは南北戦争でいいますと南部なんですね。そうすると、南部の人は南北戦争のことをまだ覚えているんですよ。北部の人は忘れているんですね。もう百年以上たっていました、南北戦争から。南部の人が覚えていて、感情的になって反発するというような、何度か経験いたしましたが、やっぱり戦争における加害者と被害者の関係はどうしてもそうなって、被害者の方は百年たってもまだ覚えていると。すなわち、教育だけではなくて、中国社会の中に、社会の記憶としてあの歴史問題が残っているというのを我々は自覚しておく必要があるというふうに思…
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46大大津力(参政)
どうもありがとうございました。
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鈴木宗男(自民)
伊勢崎賢治君。
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- (上の発言)
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伊勢崎賢治(れいわ)
じゃ、まず、宮本大使から。
どうも初めまして、伊勢崎です。外大でずっと教鞭執っていまして、今ここにおりますけれども、どうも済みません。先ほど安全保障専門家って言われたんで、ぎくっとしまして、一応それが専門なんですけど、済みません。
お話に出てきた共通の理解、日中のですね、国際法上の概念、これもまた僕の専門なんですけど、コンドミニアムという概念がありまして、これは、特定の領域、例えば係争地ですよね、領海でも同じですけれども、これに対して、この領有権を分かつのではなくて、複数の国家が対等な立場で統治権を共同行使するという共同統治ですね。若しくは共同開発、共同管理というまでに拡大することがあるんですけれども、歴史上、成功例少ないですね。だけど、数少ない事例はあるんですね。
それに近いものの一つとして、そのときに大使をやられていたと思うんですけれども、福田政権のときに、御存じのように、御案内のように、東シナ海の平和、協力、友好の海にするというこれ合意ありましたよね。二〇〇八年ですか、東シナ海のガス田の共同開発ですよね、これがこの国際法上の概念、今御紹介したコンドミニアムというこの概念に非常に近い、近年起こった一つの好例だと思うんですけれども、挫折しましたですよね。そのとき日本で起きたことは、僕もちょっと覚えているんですけれども、中国で何が起きたのか、それをちょっと御説明願えればと思います。
それで、御案内のように、現在、中国側は中間線で構造物を造っておりますよね。日本はしていませんけどね。いわゆるこの共同開発の精神から遠ざかって、既成事実化が進んでおります。この互恵的な共同開発という、何か非常に貴重なこの試みが完全に消えてしまったのか、あのときに何が中国に起きたかも含めて、これをまた復活させるチャンスはあるのかということに対して御意見いただければと。
49宮宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長
余り具体的な名前は出すべきじゃないので控えますが、合意ができた後、日本国内の報道で、日本が勝利した、要するにその合意で、日本に有利な合意だという解説なりそういうものが流れてしまう、出ていって、それで、当時、武大偉さんが外交部の副部長をしていましたけれども、立ち所に記者会見をして、それは違っているということで、合意の中での日中の了解事項と違うことを武大偉さんは記者会見で言って、そこで壊れたんですね。
それは、そうしないと彼らは国内から大変な突き上げを受けるという。あれをじっと黙っていて、日本側も黙っていて、外に出さずに、どんどん五年たって十年たってみたら…
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伊勢崎賢治(れいわ)
引き続き、僕は、まあ弱小政党ですけれども、研究者から転身したというのは、まさにこういうことをやるためになったので、御協力ください。済みません。
和田先生、どうも。
お話の中に出てきたONEANですけれども、特に、僕、実務家ですから、実際、何から始めるかということをちょっと議論したいと思うんですけれども。
僕だったら、多分、日韓がまず協力して、北朝鮮に向かい合うということを始めなきゃいけないと思うんですよね。そのとき、もう御案内のとおり、韓国政府というのは、まあ政権によってこれ違いますけれども、対北朝鮮政策に揺れ幅がありますよね。でも、一貫して北朝鮮…
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51和和田春樹東京大学名誉教授
北朝鮮に対して働きかけていくということが、恐らく、東北アジアの地域的な安定、平和のために何か仕組みを考えるにしても出発点になるだろうと思いますね。
そのときに、日本と韓国が一緒になって北朝鮮に対して核のことに問題を出すということは、今御指摘のとおり、無理があります。北朝鮮は韓国と対立していて、そして核兵器で武装している自主的防衛の国だというふうに胸を張っていますから。ですから、そういう意味でいうと、やはりこの場合は、韓国の支持を得て、日本が北朝鮮と国交正常化するということが、やっぱり最初の出発点ではないかと思います。それによって、日本と、そういう日本と…
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