北朝鮮に対して働きかけていくということが、恐らく、東北アジアの地域的な安定、平和のために何か仕組みを考えるにしても出発点になるだろうと思いますね。
そのときに、日本と韓国が一緒になって北朝鮮に対して核のことに問題を出すということは、今御指摘のとおり、無理があります。北朝鮮は韓国と対立していて、そして核兵器で武装している自主的防衛の国だというふうに胸を張っていますから。ですから、そういう意味でいうと、やはりこの場合は、韓国の支持を得て、日本が北朝鮮と国交正常化するということが、やっぱり最初の出発点ではないかと思います。それによって、日本と、そういう日本と北朝鮮の関係が開けてくればですね、これはその先の話をすることができるように思われます。
要するに、核の問題でいえば、この地域で核兵器を使わないということですね。このことを約束してもらうということが重要ですけど、先制的な使用をしないというふうに言っている大国はまあいいとして、北朝鮮の場合、そういうふうに言うかどうか分からないんですから。ですから、これは相当先になる課題ではないかと思われます。
それで、総じて、その意味でいえば、しかし、北朝鮮と韓国が戦争した朝鮮戦争というものの経験というものがこの地域にとって全体として大きいわけですから、朝鮮戦争の停戦状態を存続させると、どういう形にしてこの状態を補強していくかということについて話合いをするということは良いことだと思いますし、いきなりこれを平和条約に変えるということは、言って、結ぶのかどうか分かりません。でも、しかし、停戦状態を補強するというような形で、それには近隣諸国はどうしたらいいのかというようなことで話合いをするということは意味があるんじゃないかと思います。
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伊勢崎賢治(れいわ)
じゃ、まず、宮本大使から。
どうも初めまして、伊勢崎です。外大でずっと教鞭執っていまして、今ここにおりますけれども、どうも済みません。先ほど安全保障専門家って言われたんで、ぎくっとしまして、一応それが専門なんですけど、済みません。
お話に出てきた共通の理解、日中のですね、国際法上の概念、これもまた僕の専門なんですけど、コンドミニアムという概念がありまして、これは、特定の領域、例えば係争地ですよね、領海でも同じですけれども、これに対して、この領有権を分かつのではなくて、複数の国家が対等な立場で統治権を共同行使するという共同統治ですね。若しくは共同開発、…
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49宮宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長
余り具体的な名前は出すべきじゃないので控えますが、合意ができた後、日本国内の報道で、日本が勝利した、要するにその合意で、日本に有利な合意だという解説なりそういうものが流れてしまう、出ていって、それで、当時、武大偉さんが外交部の副部長をしていましたけれども、立ち所に記者会見をして、それは違っているということで、合意の中での日中の了解事項と違うことを武大偉さんは記者会見で言って、そこで壊れたんですね。
それは、そうしないと彼らは国内から大変な突き上げを受けるという。あれをじっと黙っていて、日本側も黙っていて、外に出さずに、どんどん五年たって十年たってみたら…
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伊勢崎賢治(れいわ)
引き続き、僕は、まあ弱小政党ですけれども、研究者から転身したというのは、まさにこういうことをやるためになったので、御協力ください。済みません。
和田先生、どうも。
お話の中に出てきたONEANですけれども、特に、僕、実務家ですから、実際、何から始めるかということをちょっと議論したいと思うんですけれども。
僕だったら、多分、日韓がまず協力して、北朝鮮に向かい合うということを始めなきゃいけないと思うんですよね。そのとき、もう御案内のとおり、韓国政府というのは、まあ政権によってこれ違いますけれども、対北朝鮮政策に揺れ幅がありますよね。でも、一貫して北朝鮮…
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- (上の発言)
51和和田春樹東京大学名誉教授
北朝鮮に対して働きかけていくということが、恐らく、東北アジアの地域的な安定、平和のために何か仕組みを考えるにしても出発点になるだろうと思いますね。
そのときに、日本と韓国が一緒になって北朝鮮に対して核のことに問題を出すということは、今御指摘のとおり、無理があります。北朝鮮は韓国と対立していて、そして核兵器で武装している自主的防衛の国だというふうに胸を張っていますから。ですから、そういう意味でいうと、やはりこの場合は、韓国の支持を得て、日本が北朝鮮と国交正常化するということが、やっぱり最初の出発点ではないかと思います。それによって、日本と、そういう日本と北朝鮮の関係が開けてくればですね、これはその先の話をすることができるように思われます。
要するに、核の問題でいえば、この地域で核兵器を使わないということですね。このことを約束してもらうということが重要ですけど、先制的な使用をしないというふうに言っている大国はまあいいとして、北朝鮮の場合、そういうふうに言うかどうか分からないんですから。ですから、これは相当先になる課題ではないかと思われます。
それで、総じて、その意味でいえば、しかし、北朝鮮と韓国が戦争した朝鮮戦争というものの経験というものがこの地域にとって全体として大きいわけですから、朝鮮戦争の停戦状態を存続させると、どういう形にしてこの状態を補強していくかということについて話合いをするということは良いことだと思いますし、いきなりこれを平和条約に変えるということは、言って、結ぶのかどうか分かりません。でも、しかし、停戦状態を補強するというような形で、それには近隣諸国はどうしたらいいのかというようなことで話合いをするということは意味があるんじゃないかと思います。
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伊勢崎賢治(れいわ)
その今おっしゃった続きで是非朝鮮国連軍の話をしたかったんですけど、ここでとどめますね。引き続き御指導ください。
ありがとうございました。
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鈴木宗男(自民)
高良沙哉さん。
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54高高良沙哉政府参考人など
沖縄の風、高良沙哉です。
本日は、宮本先生、和田先生の非常に重要なお話聞かせていただいて、学びが大きいと感じています。大変興味のある分野で、特に私は沖縄選挙区からの当選で沖縄に現在も住んでいますが、東アジア地域が不安定化すれば即座に安全保障上の影響が住んでいる地域に出かねない、緊張が高まるということがありますので、非常に関心の高いテーマです。
そこで、宮本先生、和田先生、お二人に一つずつ質問をしていきたいと思うんですが、まず宮本参考人にお聞きしたいのは、先ほど来出ているんですが、台湾有事は存立危機事態になり得るという発言以降、先ほどのお話では、様々な…
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