宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長

2026年5月13日・第221回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 23 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 69 発言)

いわゆる、トータルに考えていかないと物事が動いていかないと。ですから、安全保障の観点から抑止が必要だということ、そのこと自体を私は否定するつもりはありません。無手勝流で何もなくて向かっていくわけにはいきませんので。

しかし、それだけで物語は終わらなくて、それじゃ、相手との関係に、どういう関係をつくるのか、どこまで話し合える関係をつくるのか、何よりもどれだけ多くの共通の利益をつくり上げるのかということですね。共通の利益をつくり上げればつくり上げるほど、手を結ぶ分野は増えてくるわけです。それを冷静に見極めて、この人はもう敵だと、もう敵とは付き合わないと、けんかばっかりだと、こういうふうに思わずに、最後の最後もうぎりぎり、そういうことにならないことを強く願っていますけど、必ず共通の利益はあるんです、見付ければ。それを相手側に納得させて、そしてそれを拡大していく、そして協力をする分野をつくる。協力をし合えば信頼感が生まれるんです、現場に。日中も関係がいいときはいろいろな分野で協力が始まりますでしょう。現場で手を結んで一生懸命やってから、何か一つ実現すると、その現場では信頼関係が生まれているんですね。したがって、それは可能になってくるというふうに思います。

前後のやりとり

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