いわゆる、トータルに考えていかないと物事が動いていかないと。ですから、安全保障の観点から抑止が必要だということ、そのこと自体を私は否定するつもりはありません。無手勝流で何もなくて向かっていくわけにはいきませんので。
しかし、それだけで物語は終わらなくて、それじゃ、相手との関係に、どういう関係をつくるのか、どこまで話し合える関係をつくるのか、何よりもどれだけ多くの共通の利益をつくり上げるのかということですね。共通の利益をつくり上げればつくり上げるほど、手を結ぶ分野は増えてくるわけです。それを冷静に見極めて、この人はもう敵だと、もう敵とは付き合わないと、けんかばっかりだと、こういうふうに思わずに、最後の最後もうぎりぎり、そういうことにならないことを強く願っていますけど、必ず共通の利益はあるんです、見付ければ。それを相手側に納得させて、そしてそれを拡大していく、そして協力をする分野をつくる。協力をし合えば信頼感が生まれるんです、現場に。日中も関係がいいときはいろいろな分野で協力が始まりますでしょう。現場で手を結んで一生懸命やってから、何か一つ実現すると、その現場では信頼関係が生まれているんですね。したがって、それは可能になってくるというふうに思います。
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三上えり(立憲)
ありがとうございます。
私どもの身近な交流から生まれる国家間の関係向上に向けて努めてまいりたいと思っております。ありがとうございます。
続いて、和田参考人にお伺いいたします。
和田参考人は、東アジアで戦争を起こさないための最大限の努力の必要性、また多国間の対話の重要性について述べていらっしゃいます。私も、対話の努力、今、宮本参考人から交流の話もありましたけれども、対話も大切だと非常に思っております。
一方で、中国ですとか北朝鮮によります軍事活動の拡大、そして現状変更への懸念が広がっているということも事実です。今、拉致問題の解決に向けても詳しく御意…
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21和和田春樹東京大学名誉教授
現状において、日本では、日米安保条約を結んでおりますね。そして、米軍も日本に基地を持っております。そして、自衛隊が存在して日本の自衛のための兵力を備えておりますが、この面において抜かりがあるならば、これに対してしかるべく増強を図るということは恐らく必要でしょう。しかし、東北アジアのこの状況で、向かい側に中国、ロシア、北朝鮮という核保有している国があって、それで日本には核保有、核武装している米軍の基地があるという状況ですから、ここで戦争が起きてしまえば、どれだけ兵力を、日本が自前の兵力を用意したところで悲劇は避けられない状況だと思います。
ですから、その…
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三上えり(立憲)
ありがとうございます。
その辺り、宮本参考人もどのようなお考えか。こうした今お話があった難しい状況が続いている中で、安全保障上の不信感も高まっていて、その中で日本外交に今求められているものというのはどんなことがあるとお考えでしょうか。
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- (上の発言)
23宮宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長
いわゆる、トータルに考えていかないと物事が動いていかないと。ですから、安全保障の観点から抑止が必要だということ、そのこと自体を私は否定するつもりはありません。無手勝流で何もなくて向かっていくわけにはいきませんので。
しかし、それだけで物語は終わらなくて、それじゃ、相手との関係に、どういう関係をつくるのか、どこまで話し合える関係をつくるのか、何よりもどれだけ多くの共通の利益をつくり上げるのかということですね。共通の利益をつくり上げればつくり上げるほど、手を結ぶ分野は増えてくるわけです。それを冷静に見極めて、この人はもう敵だと、もう敵とは付き合わないと、けんかばっかりだと、こういうふうに思わずに、最後の最後もうぎりぎり、そういうことにならないことを強く願っていますけど、必ず共通の利益はあるんです、見付ければ。それを相手側に納得させて、そしてそれを拡大していく、そして協力をする分野をつくる。協力をし合えば信頼感が生まれるんです、現場に。日中も関係がいいときはいろいろな分野で協力が始まりますでしょう。現場で手を結んで一生懸命やってから、何か一つ実現すると、その現場では信頼関係が生まれているんですね。したがって、それは可能になってくるというふうに思います。
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三上えり(立憲)
本当にお二人から前向きな御意見ありがとうございました。
米中対立の長期化で日本がどのような外交を行うべきか、あしたから米中の首脳会談も始まりますので、その会議の行方をまた注視していきたいと思います。
本日はありがとうございました。
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鈴木宗男(自民)
窪田哲也さん。
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26窪窪田哲也(公明)
宮本参考人、和田参考人、今日はどうもありがとうございます。公明党の窪田でございます。
今日は、大変に貴重な御意見を賜りました。心から感謝を申し上げたいと思います。
宮本参考人の方からお伺いしたいと思います。
今も言われました、日本と中国がもう一つでも多くの共通の利益、これを見出していって、アメリカの存在を大前提として、その上で共通の利益を一つでも多くつくっていく、そのことが、見出していくということが大事なんだというお話だったと思います。
昨年の総理の台湾有事発言で、先生のお言葉を借りればデッドロックの状態、民間交流さえもままならない、そういう異常…
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