和田春樹東京大学名誉教授

2026年5月13日・第221回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 21 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 69 発言)

現状において、日本では、日米安保条約を結んでおりますね。そして、米軍も日本に基地を持っております。そして、自衛隊が存在して日本の自衛のための兵力を備えておりますが、この面において抜かりがあるならば、これに対してしかるべく増強を図るということは恐らく必要でしょう。しかし、東北アジアのこの状況で、向かい側に中国、ロシア、北朝鮮という核保有している国があって、それで日本には核保有、核武装している米軍の基地があるという状況ですから、ここで戦争が起きてしまえば、どれだけ兵力を、日本が自前の兵力を用意したところで悲劇は避けられない状況だと思います。

ですから、その意味でいえば、一定の安全保障上の措置というものをとることは、それは必要だと思いますが、それよりも更に、それに倍するようなくらいのやっぱり外交的な努力というものをしなければ、この地域では危ないというふうに私は思っております。

ですから、そういう意味で、まず隣の国とは国交を持って、話合いができるという状態をつくるということがまず必要じゃないかというふうに思っております。

以上です。

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