私は、中国は、中国国民に対するいろんなそのアプローチといいますか、我々の声を中国にいる国民に届けようと思っても、その中間は全部向こうの人たちが牛耳っていますので、大使館で一生懸命に努力しても届かないんです。
したがって、もう私はほぼ諦めかけて、中国国民に影響を及ぼすことはもうできないなと、幾ら声を出しても届かないんですから。諦めかけたところに訪日観光客の問題が起こったわけです。これであっという間に一千万という数の人が来られて、中国の人はみんなウイチャットやっていますので、大体一人五十人ぐらい持っていますよ。一千万人の人が来られたら五億人ですよ、五億人につながるんですね。みんな自分の書いたやつ、写真撮って、こうだこうだとコメントして、それで日本のことがどんどんどんどん中国社会に入っていって、あっという間に想像を超えた割合で中国の人の対日理解というのが進んだんですね。ですから、直接交流というか、観光客でさえこれだけ大きな役割を果たすことができたということで、私は国民同士の交流で両国関係を変える力を持ち得るとそのとき感じたんです。ですから、今我々が考えるべきは、いかにして国民同士の交流を考えるか。
これはもう昔から言われておりますけれども、ドイツとフランスはあれだけ長いこと、何回も何回も戦争をしましたでしょう。本当に嫌になるぐらい戦争していますよ。もう日中なんか比じゃないぐらいの、何回も何回もドイツとフランスは戦争をして、そしてついに、今回、もう永久に和解をしようということでいろんな合意がドイツとフランスの間にでき上がって、その中の一つが中学生とか高校生の中の相互ホームステイなんですね。だから、フランスの子はドイツに行き、ドイツの子はフランスに来て、そしてもう本当に学校の教育の中に入っていて、それがそのドイツとフランスのいわゆる国民同士の和解に大きな役割を果たしたということを聞いております。
先ほどの話にちょっと戻りますと、今はそういうふうに閉めていますが、しかし、私は未来永劫、中国が社会を閉めたままだとは思っておりません。必ずまた開くときが来るというふうに思っておりますので。だって、そういうときに若者同士の交流も含めてもっともっと我々努力すれば、国民同士の中の相手に対する温かい気持ちは植え付けることができるというふうに強く思っておりますし、これが最後、最後のとりでといいますか、国同士の、国民同士がそういうふうに思えば国同士の動きも止めることができるというふうに最近は思っております。
以上です。
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若井敦子(自民)
ありがとうございました。
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鈴木宗男(自民)
三上えりさん。
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三上えり(立憲)
立憲民主・無所属の三上えりです。
本日は、宮本参考人、そして和田参考人、貴重な御意見を本当にありがとうございます。今日お話をお聞きして、ますますこの東アジア情勢、今大きな転換期にあるなと感じました。
初めに、宮本参考人にお伺いいたします。
宮本参考人は、日中間には、台湾問題、尖閣問題、安全保障問題など、構造的な課題がある一方で、いろいろ著書でも、一定の枠組み了解があることも御指摘をされております。今お話しの中で、国民同士の交流が大切だと強くおっしゃっておりました。この日中間、日米間、いろいろな関係の向上に向けて、いま一度深くそのお考え、向上させてい…
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- (上の発言)
19宮宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長
私は、中国は、中国国民に対するいろんなそのアプローチといいますか、我々の声を中国にいる国民に届けようと思っても、その中間は全部向こうの人たちが牛耳っていますので、大使館で一生懸命に努力しても届かないんです。
したがって、もう私はほぼ諦めかけて、中国国民に影響を及ぼすことはもうできないなと、幾ら声を出しても届かないんですから。諦めかけたところに訪日観光客の問題が起こったわけです。これであっという間に一千万という数の人が来られて、中国の人はみんなウイチャットやっていますので、大体一人五十人ぐらい持っていますよ。一千万人の人が来られたら五億人ですよ、五億人につながるんですね。みんな自分の書いたやつ、写真撮って、こうだこうだとコメントして、それで日本のことがどんどんどんどん中国社会に入っていって、あっという間に想像を超えた割合で中国の人の対日理解というのが進んだんですね。ですから、直接交流というか、観光客でさえこれだけ大きな役割を果たすことができたということで、私は国民同士の交流で両国関係を変える力を持ち得るとそのとき感じたんです。ですから、今我々が考えるべきは、いかにして国民同士の交流を考えるか。
これはもう昔から言われておりますけれども、ドイツとフランスはあれだけ長いこと、何回も何回も戦争をしましたでしょう。本当に嫌になるぐらい戦争していますよ。もう日中なんか比じゃないぐらいの、何回も何回もドイツとフランスは戦争をして、そしてついに、今回、もう永久に和解をしようということでいろんな合意がドイツとフランスの間にでき上がって、その中の一つが中学生とか高校生の中の相互ホームステイなんですね。だから、フランスの子はドイツに行き、ドイツの子はフランスに来て、そしてもう本当に学校の教育の中に入っていて、それがそのドイツとフランスのいわゆる国民同士の和解に大きな役割を果たしたということを聞いております。
先ほどの話にちょっと戻りますと、今はそういうふうに閉めていますが、しかし、私は未来永劫、中国が社会を閉めたままだとは思っておりません。必ずまた開くときが来るというふうに思っておりますので。だって、そういうときに若者同士の交流も含めてもっともっと我々努力すれば、国民同士の中の相手に対する温かい気持ちは植え付けることができるというふうに強く思っておりますし、これが最後、最後のとりでといいますか、国同士の、国民同士がそういうふうに思えば国同士の動きも止めることができるというふうに最近は思っております。
以上です。
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三上えり(立憲)
ありがとうございます。
私どもの身近な交流から生まれる国家間の関係向上に向けて努めてまいりたいと思っております。ありがとうございます。
続いて、和田参考人にお伺いいたします。
和田参考人は、東アジアで戦争を起こさないための最大限の努力の必要性、また多国間の対話の重要性について述べていらっしゃいます。私も、対話の努力、今、宮本参考人から交流の話もありましたけれども、対話も大切だと非常に思っております。
一方で、中国ですとか北朝鮮によります軍事活動の拡大、そして現状変更への懸念が広がっているということも事実です。今、拉致問題の解決に向けても詳しく御意…
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21和和田春樹東京大学名誉教授
現状において、日本では、日米安保条約を結んでおりますね。そして、米軍も日本に基地を持っております。そして、自衛隊が存在して日本の自衛のための兵力を備えておりますが、この面において抜かりがあるならば、これに対してしかるべく増強を図るということは恐らく必要でしょう。しかし、東北アジアのこの状況で、向かい側に中国、ロシア、北朝鮮という核保有している国があって、それで日本には核保有、核武装している米軍の基地があるという状況ですから、ここで戦争が起きてしまえば、どれだけ兵力を、日本が自前の兵力を用意したところで悲劇は避けられない状況だと思います。
ですから、その…
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三上えり(立憲)
ありがとうございます。
その辺り、宮本参考人もどのようなお考えか。こうした今お話があった難しい状況が続いている中で、安全保障上の不信感も高まっていて、その中で日本外交に今求められているものというのはどんなことがあるとお考えでしょうか。
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