立法事実を明確にすべきです。代読お願いします。
れいわ新選組の天畠大輔です。
私は、会派を代表して、予防接種法の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。
本法案は、予防接種法における予防接種の定義を、従来のワクチンだけでなく、新たな作用機序を持つ抗体製剤に拡大することにより、抗体製剤を定期接種化するための議論を可能とするものです。
我が党は、経済的格差による医療アクセスの違いを解消し、子育て世帯や小児医療現場の負担を軽減しようとする政策目的には深く共感します。また、重症化リスクの高い乳児について保険適用が確立している中、全ての乳幼児の重症化予防をより確実なものとし、医療アクセスの格差をなくしていく重要性についても異論はありません。
しかし、その制度設計や法制化のプロセスが余りに拙速と言うほかありません。
第一に、安全性の検証と被害救済が不十分であることです。
ワクチン接種による副反応疑い報告では、多くの重篤事例が評価困難とされ、救済申請も累計一万五千件を超えて、深刻な滞留が続いています。救済制度が機能不全に陥っている中で、自ら症状を言葉で訴えられない乳幼児を対象に努力義務を伴う定期接種を拡大することは、極めて不誠実です。政府は、まず制度の立て直しを急ぐべきです。
第二に、立法事実が曖昧なまま、ワクチンとは作用機序が異なる抗体製剤を予防接種法の対象に加えることの問題です。
そもそもRSウイルス感染症については、厚労省の審議会でも専門家から、いきなり努力義務を伴うA類疾病にすることには賛同しかねる、あるいは個人予防のB類ではないかなど、強い懸念が示されていました。立法事実に影響する慎重論を置き去りにしたままの法改正は、拙速に過ぎます。厚生労働省は、いま一度立ち止まって慎重に法改正の必要性を検討すべきです。
第三に、RSウイルス感染症には今年承認されたばかりの妊婦向けワクチンがある中で、その安全性検証や副反応発生状況のデータがそろう前に次の抗体製剤の承認を進める二重推進への懸念です。
先行して承認された妊婦向けワクチンは、海外の共同試験で早産を誘発する懸念が認められており、米国等では接種時期が日本より厳しく制限されています。国内データの客観的な検証や開示が不十分なまま新たな製剤を導入するのは、安全軽視ではないでしょうか。
被害救済制度の立て直しと徹底した安全検証、そして国民に対する丁寧な説明と制度の見直し議論が尽くされることを強く求めて、反対討論を終わります。
123
天畠大輔(れいわ)
価格の透明性確保を強く求めます。代読お願いします。
元が極めて高価な医薬品であることを踏まえると、今後、自治体が価格交渉をする上で価格設定の根拠は重要な情報だと考えます。自治体間で費用に差が出ないようにするためにも、価格に関する情報は早めに開示すべきと考えます。今のところ四万五千円、つまり薬価の十分の一まで下がることを担保できるものは何もないことになります。
価格交渉に資するよう、価格算定の根拠を明確にすることを求めたいと思います。自治体財政に大きな負担が掛からないよう、明瞭な制度設計と情報の開示を求めて、質問を終わります。
この発言のページ
124
小川克巳(自民)
他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
この発言のページ
125
岩本麻奈(参政)
私は、参政党を代表し、本法案に反対の立場から討論を行います。
私たちは、RSウイルス感染症対策そのものに反対しているのではありません。私自身、三人の子供を育てた母親であり、医師でもあります。重症化リスクの高い乳児を守ることの重要性に何ら異論はありません。
しかし、本法案は、一つのRSウイルス抗体製剤を追加するだけの改正ではなく、将来にわたり、次の別の感染症に対する抗体製剤についても法律を改正することなく予防接種法の対象に加えることを可能とする、制度の入口を広げる改正となっております。だからこそ、その判断にはより慎重な科学的根拠が必要だと思われます。
…
この発言のページ
- (上の発言)
126
天畠大輔(れいわ)
立法事実を明確にすべきです。代読お願いします。
れいわ新選組の天畠大輔です。
私は、会派を代表して、予防接種法の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。
本法案は、予防接種法における予防接種の定義を、従来のワクチンだけでなく、新たな作用機序を持つ抗体製剤に拡大することにより、抗体製剤を定期接種化するための議論を可能とするものです。
我が党は、経済的格差による医療アクセスの違いを解消し、子育て世帯や小児医療現場の負担を軽減しようとする政策目的には深く共感します。また、重症化リスクの高い乳児について保険適用が確立している中、全ての乳幼児の重症化予防をより確実なものとし、医療アクセスの格差をなくしていく重要性についても異論はありません。
しかし、その制度設計や法制化のプロセスが余りに拙速と言うほかありません。
第一に、安全性の検証と被害救済が不十分であることです。
ワクチン接種による副反応疑い報告では、多くの重篤事例が評価困難とされ、救済申請も累計一万五千件を超えて、深刻な滞留が続いています。救済制度が機能不全に陥っている中で、自ら症状を言葉で訴えられない乳幼児を対象に努力義務を伴う定期接種を拡大することは、極めて不誠実です。政府は、まず制度の立て直しを急ぐべきです。
第二に、立法事実が曖昧なまま、ワクチンとは作用機序が異なる抗体製剤を予防接種法の対象に加えることの問題です。
そもそもRSウイルス感染症については、厚労省の審議会でも専門家から、いきなり努力義務を伴うA類疾病にすることには賛同しかねる、あるいは個人予防のB類ではないかなど、強い懸念が示されていました。立法事実に影響する慎重論を置き去りにしたままの法改正は、拙速に過ぎます。厚生労働省は、いま一度立ち止まって慎重に法改正の必要性を検討すべきです。
第三に、RSウイルス感染症には今年承認されたばかりの妊婦向けワクチンがある中で、その安全性検証や副反応発生状況のデータがそろう前に次の抗体製剤の承認を進める二重推進への懸念です。
先行して承認された妊婦向けワクチンは、海外の共同試験で早産を誘発する懸念が認められており、米国等では接種時期が日本より厳しく制限されています。国内データの客観的な検証や開示が不十分なまま新たな製剤を導入するのは、安全軽視ではないでしょうか。
被害救済制度の立て直しと徹底した安全検証、そして国民に対する丁寧な説明と制度の見直し議論が尽くされることを強く求めて、反対討論を終わります。
127
小川克巳(自民)
他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。
これより採決に入ります。
予防接種法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
この発言のページ
128
小川克巳(自民)
多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
この際、小西君から発言を求められておりますので、これを許します。小西洋之君。
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小西洋之(立憲)
私は、ただいま可決されました予防接種法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・無所属の会、立憲民主・無所属、国民民主党・新緑風会、公明党及び日本維新の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。
案文を朗読いたします。
予防接種法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)
政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずるべきである。
一、本法の施行後、速やかにRSウイルス感染症や、必要性に応じたその他の感染症に対する抗体製剤の定期接種化に向けた議論等を行うとともに、抗体製剤がこれまで予防接種に用いてきたワクチンとは異なる技…
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