大坪寛子厚生労働省健康・生活衛生局長

2026年7月14日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 80 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 182 発言)

お答え申し上げます。

カネミ油症の診断基準でありますけれど、昭和四十三年の策定以降、これまで五回ほど見直しが行われてきております。

油症患者を診察する医療機関に対しましては、研究班による手引き、これが作成されておりまして、その中で、血中ダイオキシン類濃度につきましては、体内に取り込まれたダイオキシン類が徐々に排せつされること、また油症認定者の血中濃度における最大値、平均値、標準偏差値などについてはお示しをしております。

ただ、先生御指摘いただきましたように、主な原因物質とされる血中のPeCDFの濃度でありますが、以前は半減期から七から十年程度と推定されていましたが、近年発表された論文では、御指摘のように、ダイオキシン類がほとんど排出されない、いわゆる半減期が無限大の方がいらっしゃるということも報告を伺っております。このように、血中濃度や半減期に関しては個人差等があることを留意する必要があるというふうに我々も思っております。

したがいまして、現行の診断基準におきましては、血液検査の結果のみならず、発病条件と症状、それから所見を参考にして、受診者の年齢及び時間的経過を考慮の上、総合的に判断するように明記がされております。この診断に関わる医師に対しましても、研究班を通じて毎年診断基準の周知をしていただいているところであります。

厚生労働省といたしましては、引き続き、カネミ油症患者の皆様の支援に関する施策の実施、これしっかり取り組んでまいりたいと思っております。

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