日本共産党の白川容子です。
今日は、ハンセン病療養所の永続化問題についてお聞きをしたいと思います。
人事院からも植村次長、お越しいただきました。質問の順番の関係で一番最後になりますが、申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
今年は、ハンセン病患者の強制隔離を違憲であったと断じた熊本地裁判決から二十五年、らい予防法廃止から三十年という節目の年です。この三十年というこの歳月、らい予防法の廃止に始まり、隔離政策にピリオドを打ち、国の責任を明確にした上で、社会構造やその責任課題を明らかにしてきた歴史の日々だったと思います。言葉に尽くせないほどの苦難を乗り越えて、人間としての尊厳を懸けた闘いを続けてこられた全ての皆さんに、隔離政策に加担をしてきた日本社会の一員としても、心からのおわびと反省を申し上げるとともに、今、何が問われているのか、何をしなければならないのかを自分自身問いながら質問をさせていただきたいと思います。
私も三十年ほど前からハンセン病問題に取り組んでまいりました。全国ほとんどのハンセン病療養所を訪問し続けてきました。この間も、大島青松園や邑久光明園、長島愛生園の瀬戸内三園を始め、入所者が六名になった鹿児島県の奄美和光園、東京の多磨全生園なども訪問をさせていただきました。
資料でもお配りをしておりますけれども、現在、全国のハンセン病療養所は、国立十三園、入所者数が五百五十一人、平均年齢八十九・二歳です。私立一施設、二名の方もおいでます。この療養所の将来構想、そして永続化の問題というのは待ったなしの状況です。
将来構想の中で最も重要なのは、入所者が少なくなっても充実した医療や介護が受けられることが保障できる体制をつくっておくことです。厚労省は全ての園で将来構想は策定されたという認識のようですが、策定されてからもう既に二十年以上もたつものが大半で、この頃の将来構想は、施設の中にどんな施設を併設をするのかなどということが中心課題になってきました。しかし、現在は入所者数も全体として減少し、最も少なくなったときに職員を確保して入所者の生活を保障することができるのかが将来構想の中心課題になってまいりました。入所者の思いもそこにあります。
しかし、現実を見ると、職員定数は、全国で定員二千五百六十九人に対して、現員はマイナス二百三十八人。特に、看護師がマイナス七十九人、介護職はマイナス九十四人と、満たされていません。つまりは、入所者の治療や暮らしを支える職員数が確保されていないということです。
強制隔離政策の反省に立って、厚労省が約束したように、入所者の最後の一人まで安心して暮らせるよう、また、社会に復帰した退所者がいつでも帰ってこられるように療養所を維持するためには、満たされた職員体制の下で働き続けることができる、そういう担保が必要です。そういうことを想定した将来構想がしっかりと考えられている状況にはまだありません。今ある将来構想の実施の進捗状況にも国が責任を持ちながら、これから先も、最後の一人まで、どのように医療、看護、そして介護を守っていくのかの具体的指針としての将来構想を考えていかなければならないと思います。
国としてどう対応していくのか、厚労大臣にお尋ねをいたします。
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宮出千慧(参政)
ありがとうございます。
その特別問題を抱えている親、家庭の親に向けてということではないということなんですが、そういったケアも行われているということですね。
支援の現場において近年注目されているアプローチにトラウマインフォームドケアというものがあります。これは、問題行動や困難な状況に直面したときに、なぜ人は、この人がこういう行動を取るのかと、そういう考え方ではなくて、この人にこれまで何が起きてきたのかという視点に立って支援を行っていくという考え方でございます。虐待、DV、貧困といった、そういった逆境的な経験がその人の行動、感情、対人関係にどのような影響…
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164水水田功こども家庭庁長官官房審議官
お答えいたします。
委員御指摘のとおり、子供が生涯にわたって幸せな状態で過ごすためには、乳幼児期からの安定したアタッチメント、愛着の形成が大変重要であると考えております。
令和五年十二月に閣議決定されましたはじめの百か月の育ちビジョンにおきましては、子供の誕生前から幼児期までの初めの百か月が生涯にわたるウエルビーイングの向上にとって最も重要な時期であり、特にこの時期にアタッチメント、愛着を形成することは、子供が自分や社会への基本的な信頼感を得るために欠くことのできないものであり、子供の自他の心への理解や共感、健やかな脳や体を発達させていくものであるこ…
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宮出千慧(参政)
これは、子供たちだけでなく、現代の私たち大人の中にも愛着形成がなされないまま大人になってしまった方がたくさんいると思います。これは後からでも取り戻せるものでございます。ですから、是非周知啓発というところに力を入れてほしいというふうに思います。
ただ、今の子供たちに対してそれをやっていくには、この両親の経済的余裕であったり、心の余裕というものも必要だというふうに考えております。この機能不全家族が増えているのは、決して当事者だけの責任ではありません。かつての子育ては、祖父母を含む三世代で支え合って、さらに地域のコミュニティー全体で担うものでした。しかし、現…
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- (上の発言)
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白川容子(共産)
日本共産党の白川容子です。
今日は、ハンセン病療養所の永続化問題についてお聞きをしたいと思います。
人事院からも植村次長、お越しいただきました。質問の順番の関係で一番最後になりますが、申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
今年は、ハンセン病患者の強制隔離を違憲であったと断じた熊本地裁判決から二十五年、らい予防法廃止から三十年という節目の年です。この三十年というこの歳月、らい予防法の廃止に始まり、隔離政策にピリオドを打ち、国の責任を明確にした上で、社会構造やその責任課題を明らかにしてきた歴史の日々だったと思います。言葉に尽くせないほどの苦難を乗り越えて、人間としての尊厳を懸けた闘いを続けてこられた全ての皆さんに、隔離政策に加担をしてきた日本社会の一員としても、心からのおわびと反省を申し上げるとともに、今、何が問われているのか、何をしなければならないのかを自分自身問いながら質問をさせていただきたいと思います。
私も三十年ほど前からハンセン病問題に取り組んでまいりました。全国ほとんどのハンセン病療養所を訪問し続けてきました。この間も、大島青松園や邑久光明園、長島愛生園の瀬戸内三園を始め、入所者が六名になった鹿児島県の奄美和光園、東京の多磨全生園なども訪問をさせていただきました。
資料でもお配りをしておりますけれども、現在、全国のハンセン病療養所は、国立十三園、入所者数が五百五十一人、平均年齢八十九・二歳です。私立一施設、二名の方もおいでます。この療養所の将来構想、そして永続化の問題というのは待ったなしの状況です。
将来構想の中で最も重要なのは、入所者が少なくなっても充実した医療や介護が受けられることが保障できる体制をつくっておくことです。厚労省は全ての園で将来構想は策定されたという認識のようですが、策定されてからもう既に二十年以上もたつものが大半で、この頃の将来構想は、施設の中にどんな施設を併設をするのかなどということが中心課題になってきました。しかし、現在は入所者数も全体として減少し、最も少なくなったときに職員を確保して入所者の生活を保障することができるのかが将来構想の中心課題になってまいりました。入所者の思いもそこにあります。
しかし、現実を見ると、職員定数は、全国で定員二千五百六十九人に対して、現員はマイナス二百三十八人。特に、看護師がマイナス七十九人、介護職はマイナス九十四人と、満たされていません。つまりは、入所者の治療や暮らしを支える職員数が確保されていないということです。
強制隔離政策の反省に立って、厚労省が約束したように、入所者の最後の一人まで安心して暮らせるよう、また、社会に復帰した退所者がいつでも帰ってこられるように療養所を維持するためには、満たされた職員体制の下で働き続けることができる、そういう担保が必要です。そういうことを想定した将来構想がしっかりと考えられている状況にはまだありません。今ある将来構想の実施の進捗状況にも国が責任を持ちながら、これから先も、最後の一人まで、どのように医療、看護、そして介護を守っていくのかの具体的指針としての将来構想を考えていかなければならないと思います。
国としてどう対応していくのか、厚労大臣にお尋ねをいたします。
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上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
将来構想につきまして御質問をいただきました。
厚生労働省といたしましては、全国の国立ハンセン病療養所の将来構想の実現、これは喫緊かつ重要な課題だと考えております。その実現に向けて真摯に取り組む、そうした責務があると認識をしています。委員からも御指摘ありました、医療、看護、介護、この充実、非常に大事な点でございますので、必要な体制の確保にしっかりと取り組んでいきたいと思っております。今後とも、入所者の皆様に寄り添いながら、入所者の視点に立った政策を推進をし、療養環境等の充実を図ってまいりたいと考えています。
また、委員御指摘のように、この将来構想策定か…
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白川容子(共産)
ありがとうございます。私は、将来構想と永続化、これ両方が切り離されずに作用していくことが大変重要だというふうに思っています。
そんな中、ハンセン病療養所の永続化、大きな課題となっています。入所者の方がいなくなったときに、ハンセン病療養所の敷地全体をどうするのかという問題、待ったなしの課題になってきました。ただ、これは、入所者がいるうちは将来構想、いなくなったら永続化という問題ではありません。地続きの問題であり、私たちは既にこの問題と向き合わなければならないときに来ています。
各園や地元の事情や条件に寄り添って、国が責任を持って永続化に向けた取組を進め…
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上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
入所者の方がいなくなられた後のハンセン病療養所の施設、敷地、これをどのようにしていくか、いわゆる療養所の永続化については、国の誤った隔離政策の歴史を後世に伝え、偏見、差別を解消していくために、厚労省としてもしっかりと検討していかなければならない重要な論点だと考えております。
各療養所は、島であったり、あるいは山間部、都市部など、様々な場所に立地をしております。そうしたこともありますので、それぞれの地域における特性や経緯、そうしたものを踏まえまして、入所者自治会、療養所及び地元自治体による地元での永続化の議論が重要だと考えています。
厚労省としては、そ…
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