木村義雄 (自由民主党)

2026年6月25日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 9 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 206 発言)

これまで議論してきたとおり、六年制で薬剤師の能力は確実に引き上げられていると思うんです。しかし、まだまだ、今お話がありましたけど、制度はまだ十分に追い付いていないんです。この点、将来を見据えて考える必要があると私は思います。今はまだ医師偏在の問題という形で議論をされておられますが、将来的には、人口構造の変化の中で医師不足の地域が残る一方で、薬剤師は相対的に余剰になる時期が来るという、そういう推計もあるんです。(発言する者あり)医者は地域偏在、そう言いましたから。直美ばかり行ったら駄目なんですよ。ちょっと脱線しました。済みません。

そうであれば、今のうちから役割の再設計をしておかなければ医療資源のミスマッチを固定化することになるんです。いわゆるタスクシフト、タスクシェアリングの課題です。その一つの方法としては、私は、薬剤師法第二十三条を見直して、一定の範囲で軽医療を薬剤師が担えるようにすべきではないでしょうか。もちろん、最初から無制限にやるというような話ではありません。軽度な症状、既に診断が付いている慢性疾患、薬物療法が中心の領域、それらの点において薬剤師が一定の判断と対応を担う仕組みです。

処方箋がなければ調剤ができない、医師の処方を絶対的前提とするこの二十三条の規定は、薬剤師の役割を構造的に受け身に固定する規定でありまして、これある意味で封建時代の身分制度みたいなものじゃないですか。

その一つの例がですね、挙げますと、零売です。これもいろんな問題あるんですけど、本来は薬剤師が自らの判断で医薬品を提供し、国民の身近な健康問題に直接応えることができる数少ない機会だったはずなんですね。適切に運用すれば患者がわざわざ医療機関に行かなくて済むのですよね。三時間待って三分診療なんて今でもまだ続いていますよ。利便性の満足度が上がります。結果として、この医療費の抑制にもつながるじゃないですか。

そういう可能性を持っていたにもかかわらず、昨年の薬機法の改正ではそこをむしろ絞る方向になっていて、そこが、私にはどうしても、薬剤師の能力を生かす方向ではなくて、逆に抑え込む方向に制度が動いているように、仕方がありません。

この間も、百ミリグラムのバイアスピリンを、ちょっと医者にもらったのが足りなくなったので薬局、赤坂の周辺の薬局を歩いたけど、どこも扱ってくれない。それで、今度は逆に零売薬局に行ったら、うちは五百錠しか売りませんとか、うちは会員になってもらいますとかね、百錠しか、百錠単位ですとかね。だから何か、零売の制度が今、変な改正したからますますおかしくなって、だからこれは、当局の話によると、普通の薬局でもその程度だったら十分に対応できるということに今なっているんだそうです。だから、現場と当局の話が全然違っているんですよ。私はもう赤坂で三時間ぐらい歩いたからよく身をもって体験しましたが、三時間じゃない、もっと歩いたかな。

ここは、患者の利便性向上にもつながるし、医療機関の負担軽減にもつながる。ちゃんとやればですよ。六年制でここまで能力を高めた以上、制度がそれを受け止める段階に来ているのではないでしょうか。薬剤師法第二十三条の見直しによる役割拡大について、政府当局の、政府参考人の所見を伺います。

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