郡山りょう (立憲民主党)

2026年5月28日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 131 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 144 発言)

立憲民主・無所属、郡山りょうです。

私は、会派を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に反対、修正案に賛成の立場から討論を行わせていただきます。

本法律案は、高額療養費制度、OTC類似薬の保険給付見直しなど、性格の異なる様々な項目を一くくりにして改正するものであり、丁寧な審議を妨げたと言わざるを得ません。

高額療養費制度については、既に経済的負担から必要な治療を断念せざるを得ない方がいる中、令和八年と令和九年の二段階の負担増を断行しようとしています。WHOが定義する破滅的医療支出の状態となる方が生じる可能性が指摘されており、当事者の声を十分に反映せずに自己負担を増やすことは大きく間違っています。パッケージで行うことに固執せず、いま一度立ち止まり、高額療養費制度について検討し直す必要があります。

OTC類似薬の一部保険外療養については、代替性を判断する観点が不明確であり、対象範囲がなし崩し的に広がることや必要な受診が抑制されることへの懸念が拭えません。

制度の持続可能性を高めるためには所得の把握の充実と応能負担の原則の徹底が不可欠です。現役世代と高齢者世代との世代間負担の問題も、年金、介護を含む社会保障制度全体の枠組みの中で論じるべきです。

さらに、攻めの予防医療をいかに担保するかという観点も重要であり、長時間労働の蔓延や裁量労働制の拡大への懸念など労働環境の改善、また定期健康診断、歯科健診等の体制充実など、一体的に取り組む総合的なアプローチが求められます。

国民皆保険制度の中核を担う高額療養費制度において患者の自己負担を増やすのではなく、医療保険制度、そして社会保障制度全体の枠組みについて与野党を超えて議論を深めなければなりません。

私たち立憲民主・無所属の会派は、今後も国民の命と暮らしを守り抜くため全力で取り組むことをお誓い申し上げ、討論といたします。

ありがとうございました。

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