岸本武史厚生労働省労働基準局長

2026年5月26日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 298 発言)

お答えいたします。

裁量労働制について今御指摘ございましたが、裁量労働制につきましては、昨年より労働政策審議会、また、本年三月以降、日本成長戦略会議の下に置かれております労働市場改革分科会でも御議論いただいております。

様々な議論を頂戴しておりまして、長時間労働を助長しかねず、まずは令和六年四月改正の適正運用の徹底が重要であるといった御指摘、国際競争力の向上や付加価値の創出の観点からも働き手一人一人の能力発揮を促すことが我が国の課題であり、裁量労働制の拡充が必要であるという御指摘、適用労働者にとって満足度が高くなっており、制度の拡充について、長時間労働の抑制策、裁量労働制の処遇の確保の在り方など濫用防止策とセットで議論すべきといった御意見をいただいております。

裁量労働制につきましては、従来から、適正な運用が行われれば労使双方にとってメリットのある働き方が実現できるという一方で、制度の趣旨に沿っていない運用がなされた場合には労働者の健康確保や処遇確保の観点から問題があるとも指摘をされておりまして、こういった点も含めて検討していく必要があると考えております。

エビデンスに関しましては、厚生労働省といたしましても裁量労働制の実態を把握することは重要と考えておりまして、令和六年度に施行されました裁量労働制の制度改正を含め、現行の裁量労働制の実態を把握するための調査を行うこととしたところでございます。

裁量労働制を含め、労働時間規制については、引き続き、働き方の実態とニーズを踏まえ、御指摘の健康確保の観点も踏まえながら、労働市場改革分科会、労働政策審議会において運用、制度の両面から議論を進めてまいりたいと考えております。

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