間隆一郎厚生労働省保険局長

2026年5月14日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 267 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 343 発言)

お答えいたします。

高額な薬剤というのはありますけれども、もうそれでもって今まで治らなかった病気がかなり改善するといったような期待も含めて、やはりそのイノベーションが、薬におけるイノベーションをやはり国民の皆様に届けるということもまた大事なことではないかというふうに思っています。その意味で、一定の薬価がやっぱり必要だというふうに思います。

ただ同時に、委員御指摘になられたように、保険財政のことも考えれば、それをどういうふうに評価していくのかというのの一定の仕組みが必要で、海外では御指摘になられたように保険から外すというような例もあるわけですけれども、日本ではそうではなくて、その価格調整をするというような形をやってきているわけであります。一つは、例えば市場拡大再算定というものでありましょうし、もう一つは、今委員がおっしゃいました、その医療技術評価どうする、費用対効果をどうするかということでございます。

後段について、後者について御説明申し上げますと、御指摘の医薬品に対する医療技術評価は、二〇一九年四月から、医療保険財政への影響を重視する観点や薬価制度を補完する観点から費用対効果評価制度として本格運用されております。

この費用対効果評価制度においては、安全性、有効性などが確認され、必要かつ適切と認められる医薬品等を保険給付の対象とした上で、市場規模が大きい又は単価の高い医薬品に対して費用対効果を個別に評価し、その結果に応じて価格の調整を行うということをやっております。これまでに、委員御指摘の認知症治療薬も含めまして五十七品目の費用対効果評価を実施し、四十二品目で価格の見直しを行ったところでございます。

今後、これから実施するその費用対効果評価制度の検証も踏まえまして、追加的な有用性がなく、単に費用増加となる医薬品に係る価格調整の範囲の拡大を図るなどの取組を進めていきたいと考えております。

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