山中泉 (参政党)

2026年7月6日・第221回国会 参議院 決算委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 188 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 221 発言)

参政党の山中泉です。

私は、会派を代表し、令和六年度決算並びに国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対の立場から討論をいたします。

元々、令和六年度予算は、それまでの緊縮財政路線を踏襲し、プライマリーバランス黒字化目標を達成することを重要な財政規律と位置付けて編成されてきたものです。最近の政治情勢は、これまでの緊縮財政が投資不足を招き、長年にわたる日本経済の停滞を招いたとして、高市内閣でも、責任ある積極財政というスローガンの下、財政政策の転換が図られております。

参政党は、以下の五つの点に注目していきたいと考えております。

第一に、間もなく決定されるであろう骨太の方針においてどのような積極財政が実現されるのか。第二に、長年にわたり日本経済の停滞を招いた元凶であるプライマリーバランス黒字化目標は撤回されるのか。第三に、成長産業に指定された業種に対する予算ばかりが計上され、指定されなかった産業は引き続き困窮にあえぐ状態で放置されることにならないか。第四に、大企業や株主だけが潤う政策ばかりが進められるのではなく、日々の仕事に真面目に取り組んでいる国民が希望を持てる骨太の方針になっているか。第五に、相変わらず緊縮財政の思想の下、国民に負担増を求めるような改革が行われることはないか。

これらの観点から令和六年度決算について検討すると、失われた三十年を生み出した財政政策の失敗に対する反省が全く行われておりません。税収が過去最高となる一方で、国債発行額は当初の発行予定額より五兆円も減額されることになりました。経済的に困窮する国民が増えていく中、政府が国民を救済せず、ただひたすらに財政黒字を目指す姿勢は、もはや異常であると言わざるを得ません。

強い経済こそが、強い通貨と強い外交力の源泉となります。現在の円安は、国債を発行したから円安になっているのではありません。政府が国債発行をちゅうちょし、十分な投資を行わなかったために国力が低下し、それによって円安を招いたと考えるべきです。今の円安を招いた遠因は、長年にわたる緊縮財政により国力の低下を招いた財政政策の失敗によるものと考えられます。

財政は、国民を豊かにするために使われるべきです。長年にわたる緊縮財政という政策を大転換をすることを求めて、私の討論を終わります。

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