山中伸介原子力規制委員会委員長

2026年6月15日・第221回国会 参議院 決算委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 217 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 344 発言)

お答えいたします。

審査体制の運用について、審査の強化の観点からの御指摘であるというふうに考えております。

原子力規制委員会におきまして、審査体制は、その時々の審査のフェーズにおいて最高の技術的専門性を発揮させるという観点から合理的に構築をしているところでございます。

先ほどの、さきの設置変更許可の段階におきましては、敷地周辺の地質、地震の評価、高速炉としての安全性の基本方針等、基本設計を科学的に評価するその分野の専門チームが主力を担いました。ここで委員会も含めて重要な方針を決定をいたしまして、一つの大きな節目を迎えたところでございます。

一方、現在進めております設工認の段階は、その基本方針に基づきまして、実際の機器やあるいは建屋の構造が耐震基準を満たしているかどうか、あるいはナトリウムの火災防護の対策などが工学的に妥当かどうかといった極めて実務的な設計を検証するフェーズでございます。したがいまして、ここでは土木、建築、機械工学、ナトリウム工学といった実務エンジニアリングに精通いたしました審査官を中心とする体制へと移行させ、より緻密な詳細な検証を行っているところでございます。

単なる縦割りの組織ではなくて、フェーズごとの最適な専門性を投入するような規制の高度化の取組をしているところでございます。基本設計を評価とした時期とは異なる専門の目で詳細な設計をレビューするという組織的なダブルチェックによる安全の担保という意味合いも持たせているところでございます。

もちろん、設置変更許可の段階で得られた知見、委員会として決定した重要な方針は今のチームに引き継がれているという認識でございます。加えまして、リスクに応じた審査の改善等につきましては、今後も継続的に取り組みまして、審査の合理化等、努力してまいりたいという所存でございます。

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