櫻井祥子 (参政党)

2026年7月16日・第221回国会 参議院 経済産業委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 211 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 250 発言)

ありがとうございます。

つまり、元々事業者がやっていた環境アセスメントが、洋上風力の場合、かなり複数の事業者がいらっしゃるので、それによって複数のアセスメントが走って、それによって自治体が混乱するとか、そういった事例があったというお話でした。ですので、事業者ではなくて環境省が現地の環境に与える影響の調査等を行ってくれるということだと思います。

実際、やっぱりアセスメント制度では、その事業を進めたい事業者自身がアセスメントを行うために、場合によっては内容が非常にずさんになるといったケースもしばしば見られます。この環境アセスメントの話では、先ほどの福士委員のイヌワシとかクマタカのお話もありましたが、それ以外にも、別の話にはなりますが、森林法の林地開発許可制度においても、山の斜面に太陽光発電を造る際に、やはり、それを造りたいという事業者がずさんな見積りをするという事例が実際に起こっております。

パネルを設置するのに山の斜面の木を切って、元々はそこの、やっぱり木があったので、地面に水が、雨水がしみ込んでいたものが、やっぱりパネルになると、もうそのままかなり雨がどんどん下に流れてしまうというようになります。ですので、林地開発許可の審査では、その雨の流量がどうなるのかであったり、排水施設がその量をちゃんと受け切れるのかであったりといったことを見ていくわけなんですが、事業者によってはその雨の流量を実際よりは少なく見積もって、だから今とそこまで差分がないから排水施設の改修は不要でしょうというふうに見せかけるといった事例が実際に起こっています。

しかも、そういった不備のある計画を立てたら都道府県などが気付いてちゃんとチェックを入れてくれるんじゃないかと思っていたんですが、そういった不備のある計画でも都道府県が適切にチェックできず許可が下りてしまって、工事が進んでから第三者の市民などの指摘によって計画に不備があると分かってしまって、実際にそこに雨が降って、そののり面がまさに崩壊して道路に土砂が流出するといった事例が実際に起こっております。

ですので、今のは林地開発許可のお話で、これから洋上風力の環境アセスの話に戻しますが、事業者自身が行うのではなくて環境省が責任を持って行うということ自体は非常にいいことなのではないかなと思いまして、正直、ほかのアセスメントについても、第三者の目を入れるであったり、環境省の責任が及ぶであったり、そういったチェックがかなりいろいろあった方がいいのではないかなと思いました。

この環境アセスの制度についての見直しがいろいろと最近でも行われていると承知しています。今現在は、太陽光発電について、より小規模な設備までアセスの対象とするような見直しが行われているところであると思います。

一方で、二〇二一年には、風力発電について、逆に、より大規模なもののみを対象とするような見直しが行われました。この第七次の前の第六次エネルギー基本計画には、風力発電に係る環境アセスメントの対象を見直す旨が実際記載されておりまして、それに沿って二〇二一年に環境アセスの対象の縮小が行われてしまったものと認識しております。

また、昨年のこの法改正では、既存発電所の建て替えに当たって、配慮書など既存の情報を活用できる部分についてだけ一部の手続を簡素化する措置も講じられたと承知しております。

ここで、大臣にお尋ねしたいと思います。

先ほど、この資料一でお見せしました第七次エネルギー基本計画のこの環境アセスメントについての記載、事業特性を踏まえた効果的、効率的なアセスメントの実施を図るため、必要な措置を講じるといったこの記載自体は陸上風力発電についてのものだとは思うのですが、政府として、再エネ発電設備全般について、これから新設する場合、あるいは建て替えでも、例えば出力規模が大きくなる場合であるとかについては、環境アセスメントの手続を更に省略するとか簡素化するとか、こういったことは想定していないという認識でよろしいでしょうか。

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