三上えり (立憲民主党)

2026年7月16日・第221回国会 参議院 環境委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 7 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 137 発言)

立憲民主・無所属の三上えりです。

今日は、PFAS汚染について質問いたします。

今私は、水俣病について、被害者の皆様とともに活動をさせていただいております。最初は原因が分かりませんでした。結果、多くの被害者を生む公害病となりました。公式確認から今年で七十年、いまだに病気で苦しまれている方、救済されていない方々が多くいらっしゃいます。先日、水俣病被害者救済新法案を超党派で提出させていただきました。本日取り上げるPFASが更に広がることのないように、その思いも込めて、丁寧に質問をさせていただきます。

そもそも、PFASとは、一万種類以上あるとも言われている有機フッ素化合物の総称です。自然界ではほとんど分解せず、人体や水、土壌といった環境の中に長く残ることから、永遠の化学物質とも呼ばれています。このPFAS、熱に強いだけでなく、水をはじき油もはじくことから、フライパン、炊飯器、レインコートといった生活用品、また自動車、そして半導体の製造といった、これは台所から宇宙までと言われるほど様々な用途で使われてきました。

PFASのうちPFOSとPFOAなどは発がん性が指摘され、健康への影響が懸念されています。我が国においても製造、輸入等が禁止されています。例えば、泡消火剤などはその在庫量の調査が進んでおらず、いまだ広く存在しているのではないかと疑われております。

全国で基準を超える検出が相次いでいます。私の地元東広島市でも、飲み水として利用していた井戸水から尋常ではない値のPFAS成分が検出されました。汚染が検出されたすぐ上流に米軍の川上弾薬庫がありまして、汚染源である可能性が指摘されてはいるものの、敷地内の調査は実現しておらず、住民の不安は解消されておりません。このように、高濃度のPFASが確認されているにもかかわらず、汚染源が確定できないために問題が解決されていない事例が全国各地で相次いでいます。

各地域で動いているのは住民団体です。原因究明と汚染除去に向け、行政や企業に対し様々な働きかけを行っています。今年五月、各地で活動する住民団体が全国組織、PFAS全国連絡会を立ち上げました。連絡会については、二十の都道府県から五十二もの団体が参加しています。

環境省はこれまで、水道水の基準の強化をするとともに、検出された際には自治体に対し支援を行っております。にもかかわらず、このように各地で健康影響に関する不安が高まっている状況について、大臣、どのようにお考えでしょうか。

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