茂木敏充 (自由民主党)外務大臣

2026年5月14日・第221回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 79 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 158 発言)

基本的な考え方は平木委員のおっしゃるとおりだと思っておりまして、今般の四本の投資協定、これは、日本企業の海外展開の下支えや相手国企業によります日本への投資の拡大に加えまして、特に近年重要になってきております資源国とのサプライチェーンの強靱化、グローバルサウス諸国との連携強化、ルールに基づく自由で公正な経済秩序の維持強化を含めて、様々な観点から大きな意義があると考えております。

その上で、それぞれ簡単にお話をしたいと思うんですが、まずセルビア、これは西バルカン諸国中最大の経済規模を有しまして、良好な経済運営の下、安定的な経済成長を続けておりまして、日本企業を含め、海外からの直接投資、これも増加傾向にあるわけであります。

また、パラグアイ、これはメルコスールの加盟国でありまして、南米地域の中核を占めるブラジルに隣接をするという地理的な特色もございます。また、大豆の輸出量が世界第三位と、こういうことで世界的な食料供給国であるほか、リチウム等の鉱物資源が埋蔵されている可能性、これも指摘をされているところであります。

そして、このゴールデンウイークに私が訪問いたしましたザンビア、ここは銅であったりコバルト等を産出する日本にとっても重要な鉱物資源国でありまして、世界的な銅の需要増、これを見込んで、鉱業分野を中心に、日系企業の関心も非常に高いと考えております。

そして最後、タジキスタンでありますが、先ほど来申し上げておりますように、地政学的に重要な中央アジア地域に位置をし、ここ二十年の実質GDP、年平均約七%の成長を続けております。ダム、水力発電の分野において経済的潜在力があるのに加えまして、アンチモン等の鉱物資源が埋蔵されており、今注目をされております。

政府としては、我が国経済界からの要望も踏まえつつ、相手国の状況や我が国の国益の観点も含め、冒頭申し上げたような視点重視をしながら、今後とも戦略的に投資協定の拡大に取り組んでいきたいと考えているところでありまして、数の問題もあります、確かに何か国にしていくかということもありますが、どれくらいの国をカバーし、そしてまた、日本の貿易関係、投資関係からいったらどれぐらいの割合を占めるのか。戦略的に、ただ何か国になればいいという話ではなくて、この国が重要なんだということでターゲットを絞ったアプローチ、これも私は極めて重要だと、こんなふうに考えています。

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