御質問ありがとうございます。
第七次エネルギー基本計画を立てました際に、そもそも、エネルギー政策を考えるときによく、SプラススリーEということで、安全を大前提とした環境適合性と経済性、四つを両立するという形でエネルギーの政策はあるべきだということだったんですけれども、七次では安定供給がまずは第一番手に来るんだという、少しSプラススリーEのバランスは変わったように思います。
やはり安定的に供給をされないと、日本のエネルギーは、先ほど先生もおっしゃられましたように、経済の基盤であり、産業の基盤であり、国家安全保障そのものでありますので、安定供給が第一番に優先されるべきだということだと思っております。
今回の事象は、その安定供給のところに非常に極めてリスクを検知させたというか、リスクを顕在化し、我々の認識が高まったところなんですけれども、一つ重要なのは、当然、長期的に自給率を下げていくという長期戦略の部分と、短期的な、ある種の安定供給を現実的に解決していこうというリアリスティックな解、その両方が必要になるかと思っております。
前段階のところの現実的な解については、今の状態がどのぐらい長引くかにもよるのですが、この危機に対応するためには総動員でいかなくてはならない。これは、脱炭素であるとかそういうことはもう関係なく、安定供給を確保していかなくてはいけない。しかも、低位な価格で、国民生活を脅かさないような価格で確保していく。
もう一方、長期のところでは、先ほども申し上げましたように、脱炭素電源を中心としたような自給率を高めていく方式を日本は模索していかなくてはならない。再エネだけではなくて、それで、原子力が必要だということを言った理由としては、先ほどのサプライチェーンの問題も申し上げましたし、安定度の問題、今のAI、半導体産業に非常にマッチしているからだというふうに申し上げました。
その二つを分けながら政策として構築していくのが、私は一番大事なことだというふうに思っております。
以上です。
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塩崎彰久(自民)
自由民主党の塩崎彰久でございます。
まず、公述人の皆様、今日はお忙しい中、お時間をいただきまして、本当にありがとうございます。
まず冒頭、あしたで東日本大震災から十五年の節目になります。改めて、犠牲になられた多くの方々に御冥福をお祈りするとともに、今なお困難の中にいる被災者、避難者の皆様にお見舞いを申し上げたいと思っております。
あの日の揺れ、あの日の恐怖、あの日の絶望にも似たような不安、今も私も鮮明に覚えております。ちょうどその震災の後、私は弁護士をやっていたんですけれども、福島原発事故の民間検証委員会、独立事故調、民間事故調の委員として、この原…
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114小小山堅一般財団法人日本エネルギー経済研究所専務理事・首席研究員
御質問どうもありがとうございます。
御質問、御指摘いただいた点は大変重要な点であるというふうに私も心から認識しておりますし、私がエネルギー問題を研究している中で、ある意味でいくと、ずっとその点に集中、関心を持って取り組んできたものとまさに重なるところだというふうに思います。
まず、リスクはこの後どのぐらい残るのかということのお答えですけれども、仮に今回の事象がある程度落ち着いたとしても、中東という地政学リスクがずっと存続し続けてきたところに多くのエネルギー供給を依存するということは、やはり問題というか、大きな課題である、これは率直に言ってそのとおりに…
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塩崎彰久(自民)
小山先生、どうもありがとうございました。
中東依存度を下げていくためには、まさに国を挙げての政治的な意思、これが必要ではないかという御発言だったと思います。
そこで、遠藤先生にお伺いしたいんですが、遠藤先生、原発賠償の受賞もされた御著書もあったりして、まさに原発についても専門家でいただいていますけれども、エネルギーの自給率、今、小山先生からもありましたが、これをこれからしっかりと見直していくということを考えていかなければならない一つのきっかけを今回与えていただいていると思っております。
そうした中で、遠藤先生のこれまで研究してきたエネルギー政策、リ…
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- (上の発言)
116遠遠藤典子早稲田大学研究院教授
御質問ありがとうございます。
第七次エネルギー基本計画を立てました際に、そもそも、エネルギー政策を考えるときによく、SプラススリーEということで、安全を大前提とした環境適合性と経済性、四つを両立するという形でエネルギーの政策はあるべきだということだったんですけれども、七次では安定供給がまずは第一番手に来るんだという、少しSプラススリーEのバランスは変わったように思います。
やはり安定的に供給をされないと、日本のエネルギーは、先ほど先生もおっしゃられましたように、経済の基盤であり、産業の基盤であり、国家安全保障そのものでありますので、安定供給が第一番に優先されるべきだということだと思っております。
今回の事象は、その安定供給のところに非常に極めてリスクを検知させたというか、リスクを顕在化し、我々の認識が高まったところなんですけれども、一つ重要なのは、当然、長期的に自給率を下げていくという長期戦略の部分と、短期的な、ある種の安定供給を現実的に解決していこうというリアリスティックな解、その両方が必要になるかと思っております。
前段階のところの現実的な解については、今の状態がどのぐらい長引くかにもよるのですが、この危機に対応するためには総動員でいかなくてはならない。これは、脱炭素であるとかそういうことはもう関係なく、安定供給を確保していかなくてはいけない。しかも、低位な価格で、国民生活を脅かさないような価格で確保していく。
もう一方、長期のところでは、先ほども申し上げましたように、脱炭素電源を中心としたような自給率を高めていく方式を日本は模索していかなくてはならない。再エネだけではなくて、それで、原子力が必要だということを言った理由としては、先ほどのサプライチェーンの問題も申し上げましたし、安定度の問題、今のAI、半導体産業に非常にマッチしているからだというふうに申し上げました。
その二つを分けながら政策として構築していくのが、私は一番大事なことだというふうに思っております。
以上です。
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塩崎彰久(自民)
ありがとうございました。
まさに原子力の役割についても、また新たな視点で議論していく必要があるかと思っております。
また、エネルギーの価格高騰につきましては、様々な生活への影響が非常に大きいということで、特に患者団体、天野理事長、今日来ていただいておりますけれども、非常に大きな影響を感じられている皆様ではないかと思っております。
先ほど、高額療養費のお話がありました。奇妙な御縁で、昨年の予算委員会、まさにこの場所で、私は、福岡厚労大臣に、高額療養費の見直しについて、患者の皆さんの御意見をもっと聞いていただいてはどうか、そういうお話をさせていただきま…
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118天天野慎介一般社団法人全国がん患者団体連合会理事長
御質問ありがとうございます。
先ほど申し上げたとおり、具体的な金額については、これは予算編成で決まることですので、専門委員会で議論した後に決まっているということは申し上げたとおりですが、ただ、先ほど申し上げたように、第一回から第八回、昨年の五月からおよそ半年間にわたって専門委員会を設けていただいて、その中で、私たちからの要望、特に長期にわたって継続して治療を受ける患者さんへの配慮、あるいは所得が低い方への配慮、そういったことについて要望を丁寧に聞いていただいたことについては、これは、私たち患者団体としても、厚生労働省の対応に感謝しているところでございま…
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塩崎彰久(自民)
ありがとうございました。
是非、丁寧な議論を通じて、皆様にとって理解の得られる制度になることを願っております。
最後に一言だけ申し上げたいと思います。
今日の議論を通じて、エネルギーの安全保障は、経済の問題であると同時に、やはり国民生活そのものだという思いを新たにいたしました。今回の予算の中にも、エネルギーの基盤を強化するために一兆円超の予算が計上されております。まさに、今日の公述人の皆様のお話を伺う中で、一日も早くこの予算を成立させて、今の中東に端を発する危機に対して、安心して国民の皆様の期待に応えられるような政策を進めていく必要を改めて感じたと…
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