平口洋 (自由民主党)法務大臣

2026年5月29日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 178 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 281 発言)

いわゆる袴田事件における平成二十六年の再審開始決定は、五点の衣類について、DNA型鑑定等の新証拠に基づく新旧証拠の再評価の結果、袴田さんのものであるという認定に合理的な疑いが生じ、むしろ捏造された疑いがあるなどという内容であったと認識しております。

この点、委員御指摘のとおり、検察当局が公表した検証結果報告書では、同決定に対して検察官が即時抗告を申し立てたことについて、その後の裁判でも、この再審開始決定が、DNA型鑑定の手法や結果の信用性について科学的に明らかに誤った判断を前提にしたと認められていることに照らし、必要かつ相当なもので、問題があったとは認められないなどとされているものと承知をいたしております。

もっとも、この事件では、確定した再審無罪判決において捜査機関による五点の衣類等の捏造が認定されており、この点が検察官の活動の評価にも影響を及ぼし得るところ、この点を含め、現在、国家賠償請求訴訟が係属中であり、また、お尋ねは個別事件における検察当局の活動内容に関わる事柄であることから、法務大臣としてお答えすることは差し控えるところでございます。

いずれにせよ、この事案については、相当な長期間にわたり袴田さんの法的地位を不安定な状況に置くこととなってしまったものであり、非常に重く受け止めるべきものと考えております。

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