野間健 (中道改革連合)

2026年4月16日・第221回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 40 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 151 発言)

是非よろしくお願いいたします。

最後に、農林水産省の林野庁がやっている国有林事業についてお尋ねしたいと思います。

国有林事業に携わっている、いわゆる現場で働いている現業の皆さん、お話を聞きますと、昭和の時代は、山に仕事に行くときは、朝、家族で水杯をして、もし山に入って事故が起きて、もしもの場合はという、そういう習慣すらあった。やはり、山の中での仕事というのは非常に危険なことはもう御承知のとおりですけれども。

ですから、ちょっと資料をつけさせていただきましたが、これは、令和七年、どういう事故が実態として起きているのか、山の中の事故ですね。これは十九件あります。死亡事故についても二件の資料がついております。令和六年も二十八件大きな事故が起きています。それも単なる打撲とかそういうのじゃないんですね。骨折、全身打撲とか指の切断とか、本当に重篤な事故が起きている。山の中の仕事というのはそれぐらい厳しいわけです。

ですから、大臣も御承知だと思いますけれども、昭和二十八年以来六十年間、やはり、林野事業に携わる人は、皆さんのように霞が関のクーラーの利いた部屋で仕事をしているんじゃないんですよね。山の中で、恐ろしいんですよ。熊もいる、スズメバチもいる、いろいろなダニもいる、蛇もいる、そういう中で仕事をしているわけです。

ところが、これが、二〇一三年に、国有林野で働く人たちは、簡単に言えば別な組合をつくって、労働条件が全く違いますからいろいろと自主的な交渉を農水省としていたわけですけれども、それが一般会計化されてしまって、今農水省で働いている皆さんと同じ国家公務員扱いにして仕事をしているわけです。様々なことが現場では起きています。そういう、皆さんと同じような処遇ではとても対応できないような様々な仕事でのマイナス面があることは、皆さん御承知のとおりだと思います。

例えば、かつては、防寒着とか、あるいは、チェーンソーとか振動する機械を使うために衣服とか手袋とかいろいろなものを準備しなきゃいけなかったわけですけれども、それがきちっと労使で、じゃ、これは一人何着まで、これは一人幾らやりましょうということまで決めていたんですけれども、一般会計化して普通の国家公務員化をされることで、何枚にしようとかそういうことはもう決められなくなって、足りない人もいるという事態にもなっています。

そして、給与面、手当面も、かつては、山の中に宿泊したときの宿泊の手当、スキー場での仕事というのもあり、スキー場に行ったときの手当、そういったものがあったんですけれども、これが今全部なくなってしまっています。そういうように、普通の国家公務員とは全く違う環境で働いている皆さん、これのやはり労働条件はきちっと、危険性もあります、見ていただかないと、これが一般会計化されたことによって起きている弊害なんです。

ですから、これについてこれでこのままでいいんだということには私は決してならないと思いますし、参考人の方、そして大臣も一言これについて触れていただきたいと思います。

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