お答え申し上げます。
死の谷は、一般に、研究開発から事業化の段階に移行する過程で、多くのスタートアップが資金やリソースの不足等に直面する困難な時期のことを申します。
政府は、二〇二二年にスタートアップ育成五か年計画を策定し、これに基づき、スタートアップが死の谷を乗り越えるための支援を含め、官民で連携して、スタートアップの創出、育成のための取組を行ってまいりました。この結果、我が国のスタートアップ企業数は、二〇二五年に過去最多の二万五千社となり、五年間で約一・五倍に増加しております。
一方で、ユニコーン企業、これは時価総額十億ドル以上でございますけれども、アメリカでは約七百社存在するのに対しまして、我が国は八社にとどまっております。
なお、上場してユニコーン規模になったことのある企業というのは二〇二一年比で約二倍、三十三社ほど、それからさらに、時価総額五百億円以上一千五百億円未満のユニコーン予備軍と言える未上場企業は約三倍となり、今三十一社ほどございます。
我が国のスタートアップエコシステムは着実に発展しつつありますが、ユニコーンの数、それから資金調達額については五か年計画の目標にまだ遠く、スタートアップの成長力を高めることは引き続きの課題となっていると認識しております。
この課題に対応するため、現状ですが、日本成長戦略会議の下に設置したスタートアップ政策推進分科会において検討を行い、先月五月、この五か年計画を抜本的に強化するスタートアップ総力創出パッケージを取りまとめたところでございます。
109野野村美穂(国民)
ありがとうございました。
一つ目のテーマの最後の質問となります。自走化についてです。
十七日の森委員の質疑で、機構は、中長期的に自立的、持続的に運営を行い、入居者の施設利用収入等で一般管理費を賄うという答弁がありました。しかし、土地、建物を無償で貸与されている機構が、真に自走化へのインセンティブを持つのでしょうか。無償で使える恵まれた環境にある機構に、民間が積極的に資金を提供することに魅力を感じるでしょうか。
自走化への具体的な工程表、自己資金、公的資金、民間資金の比率の見込みや移行時期などをお尋ねします。
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110井井上諭一内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官
お答え申し上げます。
今御指摘のとおり、この運営法人は、中長期的に自立的、持続的な運営を行うということで、基本的な収支構造としては、入居者の施設利用に伴う収入を活用して施設管理を含む一般管理費を賄うということで、先日御答弁させていただいたとおりです。
その上で、今まさに御指摘がございました、一定の価格を設定した上で有償で貸し付けるという手法は、透明性の確保、運営法人の経営に緊張感を持たせる効果があるということで、私どもも一考の余地があると受け止めさせていただいたところでございます。
この運営法人の適切な予算管理につきましては、今回の国会審議における…
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111野野村美穂(国民)
ありがとうございました。
続いて、二つ目のテーマ、スタートアップが直面する死の谷に対する支援の在り方について、九点質問いたします。
スタートアップの成長過程は、一般に、シード、アーリー、ミドル、レーターというように大きくなっていくとされています。このうち、初期のシードの段階で、いわゆる死の谷という大きな関門があり、これを乗り越えることが非常に難しいとされています。また、死の谷を乗り越えることができたとしても、アーリー、ミドルと進む過程で多くのスタートアップが行き詰まるとされています。
十七日の同じ国民民主党の森議員の質疑の中でも、基金執行の遅延や既…
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- (上の発言)
112西西海重和内閣官房日本成長戦略本部事務局次長
お答え申し上げます。
死の谷は、一般に、研究開発から事業化の段階に移行する過程で、多くのスタートアップが資金やリソースの不足等に直面する困難な時期のことを申します。
政府は、二〇二二年にスタートアップ育成五か年計画を策定し、これに基づき、スタートアップが死の谷を乗り越えるための支援を含め、官民で連携して、スタートアップの創出、育成のための取組を行ってまいりました。この結果、我が国のスタートアップ企業数は、二〇二五年に過去最多の二万五千社となり、五年間で約一・五倍に増加しております。
一方で、ユニコーン企業、これは時価総額十億ドル以上でございますけれども、アメリカでは約七百社存在するのに対しまして、我が国は八社にとどまっております。
なお、上場してユニコーン規模になったことのある企業というのは二〇二一年比で約二倍、三十三社ほど、それからさらに、時価総額五百億円以上一千五百億円未満のユニコーン予備軍と言える未上場企業は約三倍となり、今三十一社ほどございます。
我が国のスタートアップエコシステムは着実に発展しつつありますが、ユニコーンの数、それから資金調達額については五か年計画の目標にまだ遠く、スタートアップの成長力を高めることは引き続きの課題となっていると認識しております。
この課題に対応するため、現状ですが、日本成長戦略会議の下に設置したスタートアップ政策推進分科会において検討を行い、先月五月、この五か年計画を抜本的に強化するスタートアップ総力創出パッケージを取りまとめたところでございます。
113野野村美穂(国民)
ありがとうございます。それでは、強力にスタートアップのバックアップをお願いしたいなというふうに思っています。よろしくお願いいたします。
スタートアップが直面する死の谷では、具体的にどのような課題があると認識されているのでしょうか。その死の谷を乗り越えることができなかったスタートアップに対して、その要因はどのようなものだと捉えられているのか、お尋ねします。
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114木木村直人内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官
お答えいたします。
スタートアップが直面する死の谷では、基礎研究の段階から実用化、事業化の段階へと移行する過程において、研究開発から事業化への移行に必要な資金の確保が困難となること、そして、特にディープテック分野では、研究開発に長期間を要する中で、投資家からの継続的な資金調達が難しくなること、技術の優位性はあっても、事業化、経営に関するノウハウや人材が不足すること、こういった複合的な課題が重なり合って、多くのスタートアップがこの段階で成長を断念せざるを得ない状況にあるというふうに認識しております。
この死の谷を乗り越えることができない背景や要因として…
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115野野村美穂(国民)
ありがとうございます。
続きまして、これまでの政府の取組について質問します。
スタートアップが死の谷を乗り越えるために、これまで政府としてどのような取組を行ってきたのでしょうか。
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