寺田健二日本放送協会理事・技師長

2026年3月12日・第221回国会 衆議院 総務委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 161 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 258 発言)

お答えします。

NHKでは人間の視覚や聴覚に関する研究に長年取り組んでおりまして、高齢者や障害のある方を含めた誰もが豊かな放送サービスを楽しめるように、人に優しい放送の研究開発を進めております。

その中で、字幕放送につきましては、音声認識技術を用いて生放送番組にリアルタイムで字幕を付与する研究を進め、その成果をニュースやスポーツ中継などで実用化してきました。現在は、様々なジャンルの番組においてより高い認識精度が得られるよう、継続的に技術改良に取り組んでおります。

また、解説放送については、映像の内容を合成音声で補足する自動解説音声技術の研究を進めておりまして、スポーツ中継や音楽番組を対象にしたインターネット配信で実証実験を重ねてきております。生放送におきましても、多様な形で、より多様な番組へ展開を目指して研究開発を進めております。

さらに、手話放送の分野では、CGを用いた手話アニメーションを自動生成する技術の研究を行っておりまして、気象情報や災害情報など定型的な情報については、既にサービス提供を開始しております。現在は、ニュース速報などの定型化されていない文章を手話に翻訳して表現する技術や、手話の自然さや伝わりやすさを高めるための表現制御技術の研究を進めておりまして、今回のミラノ・コルティナ・オリンピックではハイライト番組などで活用しております。

今後も、障害のある当事者の方々の評価を踏まえながら、これらの技術の早期実用化と、より多くの番組やサービスへの展開に向けて研究開発を着実に進めていきたいと考えております。

前後のやりとり

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