辰巳孝太郎 (日本共産党)

2026年6月19日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 154 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 164 発言)

機序が分からなくても、原因物質がこれだということはほぼ分かっているわけですから、そういう原因物質から遠ざけるという対策をやはりやらなきゃならないんですよ。そうじゃないと、化学物質過敏症の方がどんどん出てくると思いますよ、出てきますよ。

今、香りを長もちさせるマイクロカプセルという技術があるんですね。しかし、苦しい人にとってはこれは苦しみが長く続くだけです。熱や摩擦によって時間差でカプセルがはじけて、香りの化学物質がわあっと外に出ていく。だから、これはすぐにカプセルははじけませんから、例えば椅子などに付着をして他人の服にくっつく。移香というんですね。移動する香り、逃げられないわけですよ。

兵庫県内にあるクリーニング店にお話を聞きました。複数の顧客から預かった洗濯物を一つの洗濯機で洗うと、柔軟剤のにおいが別の顧客の衣服につく。そういう苦情が多数寄せられたので、もう柔軟剤の香りのする衣服は断らざるを得なくなったとおっしゃっているんですね。

例えば、ワイシャツとかコート、我々、クリーニングとかに持っていきますけれども、家では下着を洗うわけです。だけれども、その下着に柔軟剤の香りがつくと、ワイシャツに移るわけですよ。ワイシャツからコートなどにも移っていくわけですね。寝具、羽毛布団、これににおいがくっつくんですよ。

そういうものはこの店では洗えなくなって、お断りするということになっちゃったので、この店では、従来の売上げが、本来の半分近くに減ってしまったということで嘆いておられるんです。洗濯のプロでも取れないんですよ、この香りが。

クリーニング店を所管するのは厚労省なんですね。大臣が、クリーニング業界の振興指針というのを定めているんですよ。クリーニング店、なかなか大変な業界だということで、頑張りましょうということで、振興指針を定めてくれているんです。クリーニング店にとれば、営業妨害されている立場なんですね。

大臣、この場合の原因と結果、因果関係、これははっきりしているじゃないですか。においなんですよ、原因はにおいなんです。これはもう因果関係がはっきりしている話ですから、大臣、クリーニング店の影響に、この香料といいますか香りがいかほどの影響や損害を与えているのか、実態をつかむべきやと思いますけれども、いかがでしょうか。

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