機序が分からなくても、原因物質がこれだということはほぼ分かっているわけですから、そういう原因物質から遠ざけるという対策をやはりやらなきゃならないんですよ。そうじゃないと、化学物質過敏症の方がどんどん出てくると思いますよ、出てきますよ。
今、香りを長もちさせるマイクロカプセルという技術があるんですね。しかし、苦しい人にとってはこれは苦しみが長く続くだけです。熱や摩擦によって時間差でカプセルがはじけて、香りの化学物質がわあっと外に出ていく。だから、これはすぐにカプセルははじけませんから、例えば椅子などに付着をして他人の服にくっつく。移香というんですね。移動する香り、逃げられないわけですよ。
兵庫県内にあるクリーニング店にお話を聞きました。複数の顧客から預かった洗濯物を一つの洗濯機で洗うと、柔軟剤のにおいが別の顧客の衣服につく。そういう苦情が多数寄せられたので、もう柔軟剤の香りのする衣服は断らざるを得なくなったとおっしゃっているんですね。
例えば、ワイシャツとかコート、我々、クリーニングとかに持っていきますけれども、家では下着を洗うわけです。だけれども、その下着に柔軟剤の香りがつくと、ワイシャツに移るわけですよ。ワイシャツからコートなどにも移っていくわけですね。寝具、羽毛布団、これににおいがくっつくんですよ。
そういうものはこの店では洗えなくなって、お断りするということになっちゃったので、この店では、従来の売上げが、本来の半分近くに減ってしまったということで嘆いておられるんです。洗濯のプロでも取れないんですよ、この香りが。
クリーニング店を所管するのは厚労省なんですね。大臣が、クリーニング業界の振興指針というのを定めているんですよ。クリーニング店、なかなか大変な業界だということで、頑張りましょうということで、振興指針を定めてくれているんです。クリーニング店にとれば、営業妨害されている立場なんですね。
大臣、この場合の原因と結果、因果関係、これははっきりしているじゃないですか。においなんですよ、原因はにおいなんです。これはもう因果関係がはっきりしている話ですから、大臣、クリーニング店の影響に、この香料といいますか香りがいかほどの影響や損害を与えているのか、実態をつかむべきやと思いますけれども、いかがでしょうか。
151大大坪寛子厚生労働省健康・生活衛生局長
お答え申し上げます。
厚生労働省では、引き続き研究事業を行うこととしておりまして、化学物質過敏症に係る研究を継続して行っております。
病態の解明に向けた更なる研究が必要なわけでありますけれども、因果関係、七割ぐらいの方がそれの影響があったのではないかということまでは分かっておりますが、病態ですとか発生の機序、こういったものが明らかになっておりませんので、診断基準ですとか治療法が確立していないという状況にございます。
引き続き、今年度の難治性疾患の研究事業においても手続を進めてまいりたいと思っております。
この発言のページ
152
辰巳孝太郎(共産)
今、大事な答弁が続いているんですけれども。
因果関係は分かっていないというものの、それは、因果関係が分かっていないので、診断であるとかあるいは治療法というのがまだ確定はしていませんね、それは研究で調べていってもらったらいいんですよ。それはやってもらったらいいんです。ただ、今、七割の方が柔軟剤等の香りで発症しているというところまで分かった。もちろん、この研究費というのは一千万円ぐらいの研究だというふうに聞いていますから、例えばサンプルがまだまだ十分じゃないということもあるかもしれません。だったら、もう一度、機序、診断方法、それは調べてください、やってくだ…
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上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
いろいろな議論があろうかと思いますが、先ほど局長が答弁したとおり、まだ病態、機序が明らかになっておりませんので、今般実施をする予定の、今年度、難治性疾患の研究実施、これに向けた今手続を進めておりますので、そうした中で、因果関係の解明も含めた研究を推進をしていきたいと考えています。
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- (上の発言)
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辰巳孝太郎(共産)
機序が分からなくても、原因物質がこれだということはほぼ分かっているわけですから、そういう原因物質から遠ざけるという対策をやはりやらなきゃならないんですよ。そうじゃないと、化学物質過敏症の方がどんどん出てくると思いますよ、出てきますよ。
今、香りを長もちさせるマイクロカプセルという技術があるんですね。しかし、苦しい人にとってはこれは苦しみが長く続くだけです。熱や摩擦によって時間差でカプセルがはじけて、香りの化学物質がわあっと外に出ていく。だから、これはすぐにカプセルははじけませんから、例えば椅子などに付着をして他人の服にくっつく。移香というんですね。移動する香り、逃げられないわけですよ。
兵庫県内にあるクリーニング店にお話を聞きました。複数の顧客から預かった洗濯物を一つの洗濯機で洗うと、柔軟剤のにおいが別の顧客の衣服につく。そういう苦情が多数寄せられたので、もう柔軟剤の香りのする衣服は断らざるを得なくなったとおっしゃっているんですね。
例えば、ワイシャツとかコート、我々、クリーニングとかに持っていきますけれども、家では下着を洗うわけです。だけれども、その下着に柔軟剤の香りがつくと、ワイシャツに移るわけですよ。ワイシャツからコートなどにも移っていくわけですね。寝具、羽毛布団、これににおいがくっつくんですよ。
そういうものはこの店では洗えなくなって、お断りするということになっちゃったので、この店では、従来の売上げが、本来の半分近くに減ってしまったということで嘆いておられるんです。洗濯のプロでも取れないんですよ、この香りが。
クリーニング店を所管するのは厚労省なんですね。大臣が、クリーニング業界の振興指針というのを定めているんですよ。クリーニング店、なかなか大変な業界だということで、頑張りましょうということで、振興指針を定めてくれているんです。クリーニング店にとれば、営業妨害されている立場なんですね。
大臣、この場合の原因と結果、因果関係、これははっきりしているじゃないですか。においなんですよ、原因はにおいなんです。これはもう因果関係がはっきりしている話ですから、大臣、クリーニング店の影響に、この香料といいますか香りがいかほどの影響や損害を与えているのか、実態をつかむべきやと思いますけれども、いかがでしょうか。
155大大坪寛子厚生労働省健康・生活衛生局長
ありがとうございます。
クリーニング事業者の中で、先生おっしゃるように、甘いにおい、こういったにおい移りの観点から、御家庭での洗濯物において香りつき柔軟剤等を使用したことによる香りがついた衣類、それをお断りしているケースがあるということは、私どもも、ホームページ上でそういうクリーニング事業者がいることは承知をしております。
ただ、一方で、業界団体全体から、顧客が使用する柔軟剤等の香りによる営業への影響について御意見を頂戴したことは、我々としてはございませんので、引き続き、業界団体等からも、様々な場で業界団体とお話しする機会がございますので、お話を伺っ…
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辰巳孝太郎(共産)
お話を、今ホームページで見たと言うのに業界から聞いていないというのはおかしな話で、聞いてくださいね。クリーニング店、厚労大臣なんですから、やってくださいよ、聞いてください。こんなことは本当に二十年前になかったですよ。やはり異常やと思うんですね。
私、いろいろ柔軟剤に詳しくなりました、おかげで。それで、見たらびっくりしますよ。百日間続く香りを売りにする商品があるんですよ。これは開発されて、今売っています。あきれるしかないですね。
どの企業もSDGsといって掲げてくれているんですけれども、誰一人取り残さないといいますけれども、苦しむ人は増え続けているし、…
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中村裕之(自民)文部科学副大臣
お答え申し上げます。
委員御指摘の実態調査につきましては、両学会の有志の研究者が、協力を得られた学校に対して実施をされたと伺っておりますけれども、具体的な質問項目や調査方法などを含めて、文部科学省では詳細を把握しておりませんので、コメントは差し控えさせていただきます。
一方で、香料等に起因して健康不良を訴える児童生徒が存在することは承知をしておりまして、このため、文部科学省としては、関係省庁と協力をして、香りへの配慮に関する啓発ポスターを作成し、事務連絡で学校の方に周知をしております。
また、都道府県、指定都市教育委員会の担当者が集まる会議の場にお…
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